アブラムシ
2023 7 24 (art23-0565)
クワイの栽培は病気や害虫による被害で手を焼くことはありません。かつて稲作用の苗を育てていた苗田に、クワイ床を作り、そこでクワイを栽培しています。今年で3回目になりますが、病害虫に関しては、アブラムシが年に2,3度発生する程度です。ただ、アブラムシは交尾をしないで(単為生殖)、また、卵を胎内で孵化させてから仔を産みます(卵胎生)から、繁殖力が旺盛です。あれ、アブラムシが付いているなと気づいて放っておくと、数日後には茎がアブラムシにおおわれてしまいます。
アブラムシの発生は、施肥後、葉の緑色が濃くなると起きやすいようです。これは、アブラムシの嗜好、アミノ酸を好む、ことと関係しているのでしょう。
今回、アブラムシが発生し、茎に群がっていました。アブラムシの体は暗褐色で、サイズは大小まちまちです。おそらく、クワイクビレアブラムシだと思います。アブラムシの幼虫は4回脱皮して、蛹を経ずに成虫になります。極めて小さいのが1齢幼虫で、2齢、3齢、4齢と大きくなり、成虫になります。成虫は一回り大きく、ひたすら仔を産みつづけます。
こうなると、農薬をスプレーするしか手はありません。 スプレーの翌日には、死骸がついています。雨でも降れば洗い落されるのですが、このところ晴天続きで、そうもいきません。そのうち、風に吹き飛ばされるでしょう。