ゴム長靴と足の痛み
2023 8 21 (art23-0573)
龍神地区にある田圃の草刈りを行った翌日、左足の膝とふくらはぎに軽い痛みがありました。草刈り作業は、肩かけバンドでエンジン付き草刈り機を吊り下げて、立ち姿勢で行います。しかし、畦の近くの草は、畦がコンクリート製のため草刈機で刈ることができないので、腰をかがめて鎌で刈ります。この作業は、膝と腰に負担がかかります。今まで、何度も草刈りを行っていますが、今回のような痛みは初めてです。そのうち治るだろうと思い、日課にしている畑の水撒き作業を続けていました。しかし、いつまでたっても、痛みは治まらず、かえって、ひどくなりました。つま先立ちすると、ふくらはぎからふとももの裏側に痛みが走ります。正座ができなくなりました。
はて、痛みの原因は? 痛みは朝は弱く夕方に強くなるので、足の筋肉が、草刈り作業で疲労し、回復できない状況にあるのではと考えました。歳を取ったので回復に時間がかかるようになり、日課にしている畑の水撒きと見回りが負荷になっているのではと。
しかし、水撒き作業と畑の見廻りを止めることはできません。できることは、作業時に足への負荷を軽減することです。そこで、いつも履いていたゴム長靴をやめて、革靴を履くことにしました。使っていたゴム長靴は重く、足に負担がかかるような気がしたからです。
これが、功を奏したようです。痛みは、日に日に軽くなりました。一週間ほどで、痛みを感じなくなりました。
しかし、ショックでした。たかがゴム長靴の重さごときが、足の筋肉疲労の回復を遅らせるどころか、悪化させていたとは。加齢と活動量の低下によって、筋肉量が減少することは知っていましたが、やはりショックです。ゴム長靴の重さが問題になるほど筋力が低下しているとは。畑の見廻りや畑の作業を行っていますから、相応の活動量はあると思います。やはり、歳のせいでしょうか。
もうすぐ70歳になります。我が身をかえりみて思うに、定年を延ばして、65歳まで、さらに70歳まで働くことが推奨されている昨今ですが、これは身体的に無理をすること、きついことだと思います。身体が不自由なく動く年齢が70歳前後であるとすれば、60歳で定年退職して、残りの10年間を自分の時間として、好きなことをやりたいようにやって、気儘に暮らすことが道理だと思います。
ゴム長靴はそれを再確認させてくれました。