田舎暮らし(その1)
2023 9 7 (art23-0578)
定年 (60歳) で退職し、京都で数年過ごした後、田舎に移住して、木工工作と家庭菜園を楽しんでいます。と言っても、移住先の田舎は中学まで住んでいた所ですから、Uターンになります。家内と2人で、親が残した家に住んでいます。田舎への移住
凡夫にとっては、産まれ育った土地への回帰であり、子供の頃に一緒に遊んだ人達が近所にいますから、抵抗はありませんでした。しかし、家内にとっては、初めての土地ですから、抵抗があったのかもしれません。ただ、2人(子供も)で、町田から熊本、アメリカ、横浜、そして京都と移り住んできましたから、移住先はともかく、転居自体には抵抗は少なかっただろうと思います。なお、20年ほど住んでいた横浜の自宅(マンション)はそのままにしています。
近所付き合い
湯梨浜町は県中央の海沿いの町で、人口は1.6万です。町の中央に東郷湖があり、湖岸の東西には東郷温泉とはわい温泉があります。
我が家は、はわい温泉つづきの住宅区域のぼぼ中央に位置します。総戸数は240で、14の班に分かれています。我が家の班は、現在、8軒です。かつては、12軒あったのですが、4軒が空き家/更地になっています。区域の総戸数は増えています。ただ、増えているのは区域の周辺部であり、中心部は減っています。ドーナツのように真ん中が空洞化しています。
ともあれ、凡夫が出戻り人でもあり、班が小さいこともあって、家内の受け入れに問題はなかったようです。家内はすぐに近所の人と顔見知りになりました。
ただ、話しかけられるようになると、どこそこで散歩していたとか、どこそこで買い物をしていたとか、言われて、ちょっと気味悪がっていました。しかし、そのうち、そうした土地柄であると割り切ったのか、あるいは言う人がいなくなったのか、気にしなくなりました。
凡夫は他人の言動に関心がありませんから、気付かないだけかもしれませんが、ここでの人付き合いは都会と変わらないと思います。道で会ったら挨拶を交わし、畑で作業中に声を掛けられたら野菜や果樹の生育状況について立ち話をする程度です。個人的な、あるいは一方的な用件?で、どやどやと家を訪ねてくる人はいません。高齢になっても、農事に忙しく、多くの人(特に女性)が勤めに出ています。若い夫婦は共働きです。皆さん自分のことで、精一杯で他人のことにかまっていられないといったところです。都会の人と同じです。
家内が世話をしているヘチマです。今年も、たくさん実がつきました。