田舎暮らし(その2)
2023 9 11 (art23-0579)
病院通い横浜ではもちろん、京都でも、近所にかかりつけ医がいましたから安心でした。ここに移住してすぐに、近くの医院をかかりつけ医と決めて、何かあると診てもらっています。健康診断もそこで受けています。必要であれば、大きな病院を紹介して頂けます。県の東部、中部、西部にそれぞれ、県立中央病院、県立厚生病院、大学病院があります。我が家から、県立厚生病院が一番近く、車で20分ほどです。他の2つの病院へは車で1時間前後です。歳を取るにつれて、医者にかかることが多くなるでしょうが、すぐ近くにかかりつけ医院があり、近くに大きな病院がありますから安心です。
買い物
田舎ですから、百貨店や大型ショッピングモールの類はありません。しかし、我が家から2km圏内に、スーパーマーケット、ホームセンター、ドラッグストアがありますから、食料や日用品、生活雑貨の入手には問題ありません。
家内は、一時期、衣服や履物をどこで買っていいのかわからないと言っていました。田舎には、ちょっとした専門店やブランド店すらありませんから、質の良い品を手に入れることは容易ではありません。そのため、安物買いの銭失いになりがちです。
書店
田舎暮らしになって、書店で本を買うことがなくなり、通販で本を買っています。ここには大型書店がありませんから、本漁りを楽しめません。都会では、よく大型書店に出かけました。本棚間の通路をうろついて、ふと目に留まった本を抜き出して拾い読みします。多くはないのですが、読んでみたいと思わせる本に出会います。そうした本は、たまたま目に留まったから出会ったのであり、そうでなければ一生縁のない本です。
美術館
美術館がないとは言いませんが乏しいです。内容も同様。近場にあると、特別展や企画展とやらで、居ながらにして世界の名品を観賞できますが、それ相応の美術館がないので、どうしようもありません。ただ、喜ばしいことに、2025年春のオープンに向けて、県立美術館が県中部の倉吉市のパークスクエアに建設中です。そのスクエアには家内のお気に入りの市立図書館があります。美術館が完成すれば、スクエアに出かけることも多くなるでしょう。
県立美術館期待していますが、どうでしょうか。美術館の目玉として、アンディ・ウォーホルの木製の立体作品「ブリロの箱」5個を3億円で購入したそうです。(5箱のうち、1つは1968年にウォーホルによって作られたもので、残りの4つは、ウォーホルの死後1990年に、美術関係者によって作られたもの)。おそらく一度見たら、それでおしまいといった作品でしょうな。予算が乏しいことは分かっていますから、時々でよいので、"これは" と思わせる特別展や企画展を開催してくれれば、美術館に足を運びます。
コンサート
無縁になりました。移住してわりとすぐに、倉吉市のパークスクエアにある多目的ホール倉吉未来中心で行われたコンサートを鑑賞?したのが最後です。
介護保険料と国民健康保険料
町内を走っているとやたらと介護施設や老人ホームの建物が目に付きます。誰が入居しているのか知りませんが、いつか世話になるかもしれない施設やホームがすぐ近くにあることは、安心材料の一つです。ただ、御多分に漏れず、湯梨浜町も高齢者が多い田舎ですから介護保険料の額が気になるところでしょう。凡夫の場合、かつて住んでいた横浜市とほとんど変わりません。また、国民健康保険料も同様です。
田舎暮らしの実態はこんなものでしょうか。おしなべて、ここ湯梨浜町は、定年退職後の余生を過ごす田舎としては、悪くないと思います。ただし、観賞はたっぷりできますが、鑑賞とは疎遠になります。
さて、暑さも過ぎ去り、動いても汗だくになるようなことがなくなりました。3日前から、夏の間止めていた木工工作を再開しました。またまだ作ってみたいものがあります。家内は、友の会の活動とやらで忙しくしています。2人とも、田舎でのんびりすることはなさそうです。
家内が世話をしているゴーヤの棚に、蔓を絡ませたメロンが果実を付けました。大きくなってきたのですが、このところの雨で、お尻に亀裂が入ってしまいました。