今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

湯梨浜町の出生数

2023 10 16 (art23-0589)
先日のブログで、現在住んでいる田舎のことを書きました。鳥取県中部の日本海沿いに位置する小さな町、湯梨浜町(人口1.6万人)、です。凡夫のような定年退職者が、余生を過ごす田舎としてはよい所だと思います。
12日付けのA新聞の記事によると、どうやら、湯梨浜町は、若い人にとっても、「住みやすい」所のようです。

昨年1年間に生まれた子どもの数(出生数)において、全国47都道府県のなかで鳥取県だけが、前年を上回ったそうです。湯梨浜町の出生数は144人、前年より11人の増加。増加率は8%で、県全体の1.2%をおおきく上回っています。出生数が増加した要因として、子育て世帯を支援する様々な制度が充実していること、若い世代の移住者が多いこと、を取り上げていました。

記事は社会的要因を指摘していますが、自然環境も一役買っていると思います。湯梨浜町には周囲12kmほどの池(東郷池/湖)があります。池の東西に東郷温泉とはわい温泉があり、湖岸はぐるっと公園になっています。池の周辺は平坦地で、西側には水田が広がっています。その向こうに天神川が流れ、北側の日本海に注いでいます。南と東には山が広がります。「水と海と山、そして田圃」の町です。子育て環境としては、よい所だと思います。

要因はどうであれ、出生数の増加は喜ばしいことです。しかし、出生数が多くても人口は減少します。湯梨浜町も例外ではありません。人口減少の原因は、死亡による自然減と転出による社会減があります。湯梨浜町の場合には、転出と転入がほぼ同数ですから、人口の減少は、社会減ではなく、自然減によるものです。高齢者の多い土地柄なので、多くの人が死亡します。死亡数を出生数が相殺してくれませんから、人口は減少します。

それはともかく、高齢者にとって、出生数が増加し、子供の声を耳にしたり姿を見かける機会が多くなることは悪いことではありません。
近々、子供園のクラスが増えると聞いています。また、町の令和5年度の新規事業に「今後の児童数の増加により必要となる教室の増築工事などを行います」とあり、羽合小学校管理運営臨時経費として3億880万円が計上されています。たのもしいかぎりです。

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