今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

温州ミカンの試食

2023 11 9 (art23-0596)
温州ミカンの木、畑に苗木を植えてから2年半、3回の夏期を経て、今年初めて果実をつけました。その数、20個ほど。果皮の橙色が日増しに濃くなり、遠目にも目立つようになりました。果実は大玉です。見た目は、とてもおいしそうです。
試食しました。旨い ! とは言い難い微妙な味です。ミカンの旨さは、糖度と酸度、そして、適度な水分含量と言いますが、糖度と酸度がいまいちです。薄味です。

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品種は宮川早生です。温州ミカンのなかで最も多く栽培されている品種で、和歌山県、愛媛県が主要な生産地です。木の生長に伴って、収穫量が増加して、30年生頃にピークを迎え、1本当たりの果実数は600個ほどと言われています。宮川早生は、果肉が柔らかく、濃厚な風味を特徴としています。

木が若く、初めて成った果実ですから、味の方は、こんなものでしょうか。果実が付いていたのに、夏枝が盛んに発生していましたから、栄養成長が盛んだったようです。その分、果実に養分が行き渡らず、養分蓄積の乏しい、糖度と酸味が少ない果実になったのでしょう。

さて、どうしたら、濃厚な味わいのある旨い果実になるのでしょうか。
和歌山県や愛媛県のような温暖な気候とは言えないここ山陰の地で、旨い温州ミカンが作れるものなのか。今年の経験から言えることは、着果後には、葉で合成された養分をできるだけ果実に回すことが肝要のようです。その為には、栄養成長から生殖成長の切り替えを促すことであり、着果数を多くし、夏枝(秋枝も)が発生しないように栽培管理することでしょうか。施肥のタイミングを計る必要があります。
いづれにしても、栽培管理のアレコレだけで、旨い温州ミカンが作れるものなのか、ちょっとしたチャレンジです。


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