今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

糸鋸盤

2023 11 30 (art23-0602)
横浜の旧宅に保管してあった糸鋸盤を持ち帰り、ちょっとした工作を行いました。「今日も、ようこそ」の文字の切り出しです。

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糸鋸盤は、子供のおもちゃとして買ったものです。誰も使わなくなり、長い間玄関口の収納庫に置かれていました。旭工機のキキルンSD310です。小さな糸鋸盤ですが、それでも5.5Kgあります。ちょっと重かったのですが、タオルで包んで手荷物として持ち帰りました。

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帰宅後、さっそく使ってみました。「今日も、ようこそ」の文字の切り出し、です。手順は以下の通り。
  1. Jwcad画面上に「今日も、ようこそ」と太字で書き、紙に印刷する。
  2. 印刷した紙を杉板に糊で貼り付ける。
  3. 糸鋸盤で文字の外形を切る。
  4. 切り出した文字を、別の杉板にボンドで付ける。
なお、文字を切り出した杉板は平ではなく、端材の樹皮を剥いで使いましたから少し曲がっています。表面の色は黄土色で内側の白身(辺材)の色と異なります。また、切り出した文字を貼り付けた板は、樹皮を剥いだ端材の中央部を少し削って平に加工しました。

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完成です。
「今日も、ようこそ」の文字がくっきり見えます。切り出した文字を貼り付けた板の白身(白色)が、文字の黄土色の木肌をひき立てています。また、文字の表面がすこし湾曲し、文字に厚みがありますから、なかなか、いい感じに仕上がりました。

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おもちゃのような糸鋸盤ですが、薄板の加工には使えそうです。糸鋸盤は、閉じた領域(空間)に錐やドリルで穴を開けて、そこに糸鋸を通して使えるので、穴などの閉じた領域を自在に切ることができます。バンドソーではこれが出来ませんから、糸鋸盤はそれなりに使い道があります。ただ糸鋸盤は、鋸刃が上から下へ一方向に動くバンドソーと異なり、鋸刃が上下に動きますから、木材をしっかり保持していないと、上方にもっていかれます。特に、小さな木材を切る時は、要注意です。


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