ノートパソコンのトラブル
2023 12 18 (art23-0607)
パソコンの電源ボタンを押しても、起動しなくなりました。パソコンは、家内が使っているノートパソコンで、Dell社のinspiron 15 3000 (3511) です。昨年の夏に、Dell社のオンラインショップで購入しました。長い年月、パソコンを使ってきましたから何度もトラブルにあっています。その都度なんとか解決してきました。多くはOSの設定をいじることで解決できました。しかし、今回のトラブルは、電源ボタンが反応しないのですから、今までの経験知が役に立ちません。
Dell社HPのサポートをみると、「ノートパソコンの電源がオンにならない場合」のトラブルシューティングが載っています。
電源の問題は、ACアダプターやバッテリーの故障、ケーブルの断線などが原因である場合とシステム、ボードの傷害が原因である場合があるそうです。また、ノートパソコンでは、残留電力によってオンにならないことがあるそうです。これは、所謂、帯電による不具合です。
帯電すると、電源が入らないことの他に、電源が急に落ちる。画面が真っ暗になりフリーズする。画面にノイズやチラつきが入る。キーボードやマウスが操作できなくなる。と言ったトラブルが発生すると言われています。
家内にトラブル直前の様子を聞くと、パソコンの立ち上がり時のPWを認識しなくなり、入力を繰り返しているうちに電源が落ちた、と言います。また、その前から、電源が入りにくくなっていた、とも言います。今回のトラブルの原因は帯電(残留電力)にありそうです。
デル社HPのサポートには、「ハードリセットを実行する」との項目で、帯電(残留電力)の放出処理が載っています。
- ノートパソコンの電源を切ります。電源ボタンを10~15秒間押したままにする。
- ACアダプターまたは電源ケーブルを外し、バッテリーを取り外します。
- USBドライブ、プリンター ケーブル、およびメディア カード(SD/xD)などのすべてのデバイスを取り外します。
- 電源ボタンを15~20秒間押したままにして、待機電力を放電します。
- ACアダプターまたは電源ケーブルおよびバッテリーを接続します。
- ノートパソコンの電源を入れます。
この処理で、家内のノートパソコンは復活しました。
ところで、ノートパソコンに帯電がおこる原因は、充電完了後もACアダプターを繋ぎっぱなしにしている、長時間周辺機器につながっている、パソコンを長時間使用している、内部に埃や汚れがある、等だそうです。
凡夫のノートパソコンは、10年ほど使用していますが、今回のようなトラブルは起きていません。使用後、ACアダプターへの電源を落としている(テーブルタップのスイッチをOFFにする)ことが、帯電を解消しているのでしょう。ACアダプターを外した状態で、しばらく放っておくと、放電されるそうですから。