筆箱(木工工作)
2018 05 02 (art18-005)
子供のころ、木工職人に憧れていました。今になって、どうにか、その道を歩めます。弟子入り修行の道ではなく、独歩の道ですが。試行錯誤の道とも言えそうです。
JW-CADというフリーソフトがあります。日本人が開発した2次元汎用CADです。CADとはcomputer-aided designのことで、日本語では、コンピューター支援設計と訳されています。JW-CADのJWは、開発者のイニシャルをとったものだそうです。
凡夫は、図面を引くのに、JW-CADを使っています。
どのようなものをつくろうかと思案し、ある程度構想が固まってきたら、JW-CADを立ち上げて、図面引き(設計)にとりかかります。完成した図面をもとに、木材を加工します。設計と加工は区分できる工程ですが、互いに独立したものではありません。図面を引くとき、試行錯誤があります。加工の想定がそれを強要してきます。「ここは、こうではないだろう」と。多分に、加工の技量が設計を規定しています。加工技術の習得途上にある凡夫の作品は、設計の深みに欠けます。加工の技術(工法)を増やすこと、これが肝要です。
”あられ組継ぎ”という工法を用いて、筆箱を作ってみました。
釘類は一切使っていません。オイルを塗っての完成です。
今は、デスクの片隅で、使われています。