今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩3分で東郷池, 自転車10分で日本海です。 また、ハワイ温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。

ユリクビナガハムシの幼虫

2018 05 14 (art18-008) 
世の中、変な虫がいるものです。自分の排泄物(糞)を背負って生活しているとは。背負うどころか、むしろ、全身糞まみれです。始めてこの虫をみる人は、虫をみる前に、糞をみることになります。「あれ、葉っぱに糞がついている」と。そして、多くの人は、糞の中にいる虫をみることなく、糞だけをみておしまいにするのでしょう。

凡夫も、もうすこしで、見過ごすところでした、が、長年の研究生活の習性がものを言いました。「どうして、この糞は湿っているのか。どうして、似たような糞が散見されるのか。どうして、葉っぱの切れ端に付いているのか」等の懐疑が。

数本のユリが庭の片隅に生育しています。糞は、ユリの葉についていました。葉の表側にも、裏側にも。糞を取り除くと、中には、薄い橙色のいもむしがいました。ユリクビナガハムシの幼虫です。ハムシの仲間には、変わった習性をもつものが多いと聞きます。自分の糞を背負って生活する幼虫、これはこれで理にかなっているのでしょう。
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