ホタルブクロ
2018 05 27 (art18-0013)
ホタルブクロの花が咲きました。釣り鐘状の花はうつむいています。 目を近づけると、まるで和紙でつくった花のようにみえます。この質感は独特です。名前の由来は、子供が蛍を入れて遊んだことから、あるいは、提灯の古い名前 “火垂る袋” が転じたもの、との説があるそうです。ホタルブクロの花中から、蛍の光がすけて見えるさまは、とても風情がありそうです。機会があったら一度試してみたいものです。
蛍は、横浜の家の近くの小川(いたち川)でみることができます。この川の上流には ”瀬上の池” があり、瀬上沢は蛍の名所として地元では有名です。毎年、夏が近づくと、瀬上沢はもとより、“いたち川”でも、蛍がみられます。
蛍は京都でもみることができました。定年退職後の3年間、京大病院で、やり残した癌分野の研究を継続しました。京大北部キャンパスの東側、北白川西町にマンションの一部屋を借りて、そこから、自転車で本部キャンパスを突っ切って病院へ通っていました。
住まいのすぐ近くに白川疎水路が通っていました。疎水路の水は、周辺地の傾斜とは逆向きに、南から北へ流れています。人口の水路です。その白川疎水を南側に10分程歩くと、銀閣寺参道の入り口に到達します。このあたりから、さらに南側の1.5km程の水路沿いの道が、”哲学の道” と呼ばれています。観光客で賑わう道です。初夏の夕方になると、蛍をみることができます。光の点滅を、水路のいたるところでみかけました。