今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩3分で東郷池, 自転車10分で日本海です。 また、ハワイ温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。

敷居の修理

2018 06 14 (art18-0019) 
6畳和室の敷居に不具合がありましたので、修理しました。敷居全体 (2.60m) を差し替えるべきでしょうが、適当な角材がありませんでしたので、一部 (0.85m) を取り替えることにしました。この敷居は廊下と畳間を仕切っています。3枚の障子を立て込むための溝が3本あります。溝は幅19mm、深さ2mmです。桧の角材を用意し、作里鉋で溝を掘りました。この作里鉋は中古店で購入したものです。3本の溝を掘り、サイズを調整し、所定の位置にはめ込みました。3枚の障子が滑らかに移動することを確認しました。今回は敷居の一部を交換したのですが、次回は敷居全長の差し替えに挑戦しようと考えています。

中古店には、大工道具が売り出されています。鉋もあります。高価な鉋はショーケースに陳列されていますが、そうでないものは、木箱に乱雑に入れてあります。平鉋はもとより、作里鉋、面取り鉋、際鉋、脇取鉋などいろいろです。中には、台座に屋号や個人の名が刻みこまれています。大工さんが使っていたのでしょう。一つ一つ手に取って吟味し、3挺の鉋を購入しました。小型の平鉋と作里鉋(底取鉋)、そして、機械作里鉋。合わせて2千円でした。刃を研いで使ってみると、結構いけます。凡夫は、高価な鉋をもっていませんので、比較検討できませんが、今のところ、数百円の中古鉋で十分です。

父が使っていた平鉋が残っています。かつては、よく削れていたと記憶しています。しかし、今は、台座のゆがみと痛みがひどく、このままでは使えません。台直しが必要です。凡夫が小学生の頃、父に刃先を調整してもらって、この鉋を使ったことを覚えています。

田舎の人は多くのことを自分でやります。特に家周りの修理や改造は。専門業者に頼むことはほとんどありません。何でも屋です。謂う所のDIYです。父はこの傾向が人一倍強かったように思います。古い納屋を片付けていると、いろいろな “父の作品” が出てきます。多くの作品は、何に使ったのか想定できます。しかし、中には、用途の分からない “変な工夫品?” もあります。解説してほしいのですが、父はいません。18年前の冬に亡くなりました。ちょうど、凡夫が米国西海岸のパロアルトに出張していたときでした。
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