シルバー人材センター
2018 06 24 (art18-0023)
凡夫の散歩コースの一つは、東郷池沿いの浅津公園内の遊歩道です。公園の西側には沿岸道路が南北に走っています。その道路の脇に湯梨浜町シルバー人材センターの建物があります。早朝、センター前の駐車場に集まった人が、軽トラックに分乗し、どこかへ出かける風景をよく目にします。地域の家庭や事業所等から依頼された仕事に行くのでしょう。ある日の午後、センターのガラス引き戸を開けました。
「こんにちは」
「あっ、はい、こんにちは」
「定年退職して、最近、こちらに帰ってきた者です。ぶらぶらしているのも何ですから、こちらの人材センターに登録して、仕事をやってみたいのですが」
「それは、どうも、ありがとうございます」
「登録の前に、お聞きしますが、私の出来ることはパソコンを教えるくらいのことです。このあたりに教えてもらいたい人はいますでしょうか」
「パソコンですか、- - -。 いないですね。ここでは、もっぱら、草刈りや清掃、庭木の手入れ、そして、ちょっとした修理や交換の作業で、パソコンは、ありませんね」
「そうですか。それでは登録はやめときます。どうも、ありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとうございます」
引き戸を閉めて、センターを後にしました。
さもありなん。 湯梨浜町に転居する前に、こちらの人を対象にした“パソコン教えます” のHPを立ち上げました。内容は、パソコンの設定から操作、各種ソフトの使い方からHPの作成、プログラミングなど、何でもありとし、無料で教えますと。当方の連絡先を載せて、反応を待ちました。結果はゼロ。3ヶ月間、一つの連絡もありませんでした。
このあたりに、パソコンを教えてもらいたい人がいるのか、いないのか、判定は保留中です。それ故に、このHPの片隅に、【お知らせ】として、“パソコン教えます” の掲示を残しています。
知人は、勧誘方法に問題があると言います。パソコンを教わりたい人、特に初心者、にパソコン上の文面で勧誘すること自体、無理があると。チラシをつくって、各戸に配布することを提言してくれました。どうしようか、思案中です。