ナマズ 東郷池の釣り
2018 07 23 (art18-0034)
子供の頃、東郷池で、釣りをしました。梅雨があけると、釣竿を片手に釣りに出かけました。獲物はもっぱらフナとエビ。餌はシマミミズです。シマミミズは、鶏小屋の餌箱の下の土を掘って採取します。当時は、釣った魚は持ち帰って食べていました。この数日、ルアー釣りに挑戦しています。ルアー釣りのノウハウは、息子から教わりました。餌を準備する必要がなく、思い立ったら、何時でも、出かけることができます。夕方、日差しが弱くなってから、池の護岸に立ち、ルアーを投げては巻き戻す動作を続けます。30分程。1日目、2日目はアタリがありませんでしたが、3日目に強烈な引きがありました。何がかかったのか、姿をみるまで分かりませんでした。
釣れたのは、体長60 cmのナマズです。スーパーの買い物袋に入れて持ち帰り、たらいに水を張って放しました。エアポンプを装着し空気を送りこみました。どうしたものか、一晩思案しましたが、妙案もなく、池に返すことにしました。ナマズの口から、ルアーのフックを外し、スーパーの買い物袋に入れて池に運びました。護岸から池に放すと、ゆっくりと体をくねらせて下降し、やがて見えなくなりました。ちょっと、痛い思いをさせました。
魚は、痛みを感ずるかどうか。議論が分かれるところです。最近の研究には、痛覚受容体とそれに付随する神経回路が存在するとの報告があります。なんらかの痛みを感じているようです。