高校野球選手権
2018 08 06 (art18-0040)
昨日(5日)から、甲子園球場で高校野球選手権が始まりました。今回は、第100回記念大会とのことです。参加校数 2781、出場代表校数 56。鳥取県の代表は、鳥取城北高校。3年ぶり5回目とのこと。部員数135名。選手の多くは、県外出身と聞きますが、県内で生活している以上県の代表です。鳥取城北高校は、倉吉西(一回戦、9-1)、鳥取東(2回戦、7-0)、八頭(3回戦、8-3)、鳥取西(4回戦・準決勝、15-6)、米子西(5回戦・決勝、8-0)と対戦しました。第7日目(8月11日)の第一試合で、京都府代表の龍谷大平安と戦うことになっています。
鳥取大会では、倉吉東と倉吉西に注目していました。2回戦を勝ち進んだとき、家内と予定を立てました。3回戦で、東、西ともに勝ち進み、東と西の試合があれば、鳥取球場まで、足を運んで、観戦しようと。しかし、残念ながら、東は、3回戦で、米子西に1-9で敗れました。しかし、西は、米子工を9-8で下しました。再び相談し、予定通り、球場へ出かけることにしました。
米子西との準決勝は、2時に開始されました。太陽が照り付ける炎天下での試合でした。バックネットの後方、投球と打撃がよく見えるところに席を取り、観戦しました。結果は、倉吉西の負けでした(6-10)。また、アルプス席での応援合戦も、倉吉西の負けです。
すぐそばの席に数名の鳥取城北の選手が陣取り、両校投手の投球データを取っていたのは印象的でした。
倉吉西を下した米子西は、翌日、鳥取城北に0-8で敗れました。
ちなみに、凡夫の高校(中途退学で、卒業していませんが)、米子高専は、1回戦で米子工業と戦い、0-7(7回コールド)で、負けています。
球場での試合観戦は、良いものです。京都に住んでいた時、甲子園に2度、足を運びました。1度目は、2016年1回戦、境―明徳義塾(2-7)、2度目は、2017年決勝戦、広陵―花咲徳栄(4-14)です。この時は、花咲徳栄のアルプス席にいました。ブラスバンドの音響と応援団の声援の渦中です。終わってみれば、優勝した高校の応援席にいたことになりました。貴重な体験です。
凡夫は、野球をやったことはありません。ソフトボールは、よくやりました。特に、六本松(当時、九大の教養課程は六本松のキャンパスで履修し、専門課程は箱崎・馬出地区の専門キャンパスで学んでいました)では、毎日のようにやっていました。皆で、グローブ、バット等の道具を持って、埃まみれのまま、運動広場横の講義室に入っていくと、「君たちは、何しに、ここに来ているのかね」と、教壇から声がかかりました。
数年たち、研究所の同僚と、バッティングセンターに行きました。ちょっと、自信があったのですが、結果は、最悪でした。ひとつも、かすりもしませんでした。振り遅れです。
かつてのソフトボール時の感覚で、近くに来るまで球を目で追い、バットを振り始めていました。おそらく、凡夫のバットスイングの速度では、機械から球が発射された時に、バットを振り始めなければ、間に合わないのでしょう。しかし、これでは、どこに飛んでくるかわからないまま、バットを振ることになります。高校球児のスイング速度は凡夫よりはるかに速い筈です。しかし、それでも、目視した寸後に、球を叩くことはできません。球の軌道を予測して、バットに当てることになります。バットをスイングする身体能力だけですむことではなく、球の軌道を読むと言う頭脳能力が必要です。しかも、バッティングセンターの機械から発射される球と異なり、試合の球は、球の速度の緩急に、軌道の変化も加わります。一球ごとに、異なって。甲子園で、バッターボックスに立つ凡夫は、間違いなく、三振、三振、三振です。目の前の、ヒットを打てる高校球児に感服するばかりです。