ユスリカの幼虫
2018 08 09 (art18-0041)
トノサマガエルが住みついた石臼の水たまりには、蚊の幼虫(ボウフラ)と蛹が多数みられます。蛹(オニボウフラと言う)は、遠目にはタマネギの種(2-3mmの黒い粒)が水面に浮かんでいるように見えます。刺激を与えると、屈伸しながら水中に潜ります。数日すると羽化し成虫になります。石臼の底面を掬い網ですくうと、赤色のユスリカの幼虫がとれます。名前の由来は、幼虫が水底で、泥から体を出してゆらゆら揺れていることからきているそうです。ユスリカも、蚊と同様に、卵=>幼虫=>蛹=>成虫、と完全変態します。しかし、蚊と違って、ユスリカの成虫は、人を刺して吸血することはありません。
ユスリカの幼虫は、釣り餌のアカムシとして知られています。アカムシを数匹、メダカの水槽にはなしました。メダカは、先日、近くの小川で捕獲してきたものです。メダカにとって、アカムシは、サイズが大きく、一口で食べることはできないようです。アカムシの端に喰いつこうとするのですが、アカムシが体をひねるので、なかなかうまくいきません。何度か、試みて、どうにか、喰いつきます。口から飛び出たアカムシは徐々に呑み込まれていきます。メダカの水槽には、金魚の稚魚がいます。こちらも、アカムシを食べるのにてこずっています。