チャドクガとモンクロシャチホコの幼虫
2018 08 12 (art18-0043)
畑の野菜区域の奥に、シュガープルーンの木が2本あります。10年ほど前に、ホームセンターで購入した苗木を定植したものです。その時、サクランボの苗木も定植したのですが、こちらは、野菜の栽培スペースを作るために、掘り起こして処分しました。転居早々、ほったらかし状態のプルーンの木に手を加え、枝ぶりを整理しました。と言っても、縦方向に伸びっぱなしの樹形を、どうあがいても、横方向に広げることは出来ません。手遅れでした。それでも、実が付きました。そして、虫も、付きました。
虫は、チャドクガの幼虫とモンクロシャチホコの幼虫です。
チャドクガの幼虫は、チャノキやツバキなどのツバキ科の植物の葉を食害することで知られていますが、柿や梅の葉も食べます。体表の毒針毛中にヒスタミン等の毒をもちます。6回の脱皮を経て、蛹になりますが、脱皮殻に毒針毛が残るそうです。抜け殻とは言え、取扱いには細心の注意が必要です。もっとも、素手で触りたくなるような形状ではありませんが。
モンクロシャチホコは、サクラ、ウメ、リンゴなどバラ科樹木の葉を食害します。桜毛虫として知られています。幼虫は赤褐色です。この体色は、老熟すると黒色になるそうです。集団でいる姿は、あまり気持ちのよいものではありません。
プルーンの木は、夏野菜の傍にありますから、農薬を散布して退治することはできません。どうしたものかと思案しています。とりあえず、幼虫を見つけては、片付けています。