ハワイ海水浴場
2018 08 13 (art18-0044)
あちこちの路地で、子供の声が聞こえます。盆の帰省で、遠くに住む息子・娘夫婦が子供を連れて来ているのでしょう。あわせて、県外ナンバーの車をよく目にするようになりました。“ハワイゆ~たうん”の駐車場にも、県外車が大半を占めています。ハワイ海水浴場も賑わっているだろうと、久しぶりに出かけてみました。凡夫は、子供が小さい頃は、帰省の度に、子供といっしょに海水浴を楽しみましたが、子供が大きくなるにつれ、足が遠のいています。
ハワイ海水浴場は、湯梨浜町の橋津海岸(国道9号線沿い)にある海水浴場です。市町村合併前の羽合町のころから、町名にあやかって、ハワイ海水浴場(あるいは、ハワイビーチ)と呼ばれていました。
白い砂浜に、2軒の海の家が、海に面して建っています。海の家の裏側、国道から少し下がった砂浜に駐車場が整備され、多数の車が駐車しています。多くは県外ナンバーです。海の家には家族連れが寛いでいます。海の家の前には色とりどりのテントが並び、その中から母親は子供を見守っています。小さな子供は、波うち際で海水とたわむれ、大きな子供は、海中で手足をバタバタさせています。浮き輪につかまって、波に体をまかせている子供もいます。皆、楽しそうです。
砂浜の形状が記憶のものと違います。岩場の西側の砂浜が、随分、えぐられています。砂の流出を防ぐ為に、消波ブロックが、沖に向かって、あるいは、砂浜と並行に、設置されています。しかし、限界があるのでしょう。変化と言えば、4,5軒はあった海の家が2軒になっています。その分、テントが増えました。
変わらないのは、子供たちの歓声と笑い声、そして、海の青さと透明感です。
凡夫が子供の頃、夏になると、毎日、泳ぎに行きました。当時は、親が同伴することはなく、子供だけで泳いでいました。そう、泳いでいたのです。海水とたわむれているのではなく、遠泳や魚を取っていました。水中メガネをつけて、海中に潜り、手製のヤスや水中鉄砲で、子魚を突いていました。ヤスは、3又の金属のヤス先を竹棒の先端に固定し、反対の端にゴムをつけたものです。ゴムの弾力を利用して魚を突きます。水中鉄砲は、竹棒に溝をほり、先端を尖らせた鋼鉄の棒を通します。鋼鉄棒の反対の端を直角に曲げ、竹の切込みに引っ掛かるようにします。直角に曲げた鋼鉄棒の端にゴムの端を固定し、もう一方の端を竹の先端に固定します。鋼鉄棒を引いて(ゴムを伸ばし)、鋼鉄棒の直角端を竹の切込みに引っ掛けます。発射する時は、人差し指で、鋼鉄棒の直角端を切込みからはずします。
夏が終わり、学校が始まると、皆、真っ黒でした。