ポポー
2018 10 15 (art18-0067)
国道179号は、湯梨浜町から岡山県津山市を経由して兵庫県姫路市に至る一般国道です。途中、県境の人形峠から岡山の方へ12.5km下ったあたりに、道の駅 “奥津温泉” があります。トイレ休憩後、何気なく入った道の駅の売店でポポーの実をみつけました。ポポーは北米原産のバンレイシ科の果樹です。バンレイシ科の果樹は熱帯から亜熱帯地域に生育していますが、ポポーは温帯でも育つそうです。日本へは明治の中頃に入ったようです。
子供の頃、近所にポポーの木があり、秋口になると、その実をもらって食べました。独特の甘さが記憶に残っています。湯梨浜町に戻った時、記憶をたよりにポポーの木をさがしたのですが、見つかりませんでした。
もう一度、食べたいと思っていたポポーの実が、3個入りのパックで販売されていました。値段は150円です。
余談ですが、5,6匹のメダカ入りのプラスチックの簡易水槽が、8個ほど陳列棚に並んでいました。売り物らしく、値札には800円と表示されていました。メダカを飼っていることもあり、思わず見入ってしまいました。普通のメダカの他に、オレンジ色と白色のメダカが泳いでいました。鏡野町の “めだか市場” 産のメダカだと思われます。地元産ではありますが、こんな山の中で生き物が売られているとは、予想外でした。
持ち帰って2日目になると、ポポーの甘い匂いが強くなり、表皮も少し黒ずんできました。さっそく、食べました。ポポーの種は中央に並んでいます。種ごとスプーンですくい取って口にいれました。濃厚な甘み。記憶通りでした。感激です。家内も口にいれました。こちらは生まれて初めて。感想は「食感はバナナのようで、味はパイナップルかな」、そして「あれば、食べる」と。
目の前に種があります。よい機会ですから、種からポポーの木を育ててみようと思います。とりあえず、湿ったティシュにくるんで、冷蔵庫に入れました。低温潤湿処理です。