落花生
2018 10 19 (art18-0068)
落花生を収穫しました。落花生は近くのホームセンターで購入した種(千葉半立という品種)から育てたものです。
千葉半立(ちばはんだち)は、焙煎落花生向けの品種で、昭和28年に千葉県の奨励品種に採用され、千葉県産落花生を代表する二つの品種の一つです。もう一つは中手豊(なかてゆたか)という品種です。こちらも、焙煎用落花生で、昭和54年に奨励品種に指定されました。両者の区別は、薄皮の内側の色でできます。千葉半立は茶色ですが、中手豊は白色です。ちなみに、千葉半立のほうが高価格です。
4月18日に小型のポットあたり2粒の種を播きました。4月29日に発芽しました。画像上は5月1日の姿です。5月11日に、ポットから畑に定植しました。画像下は定植後10日目(6月21日)の様子です。
10月に入ると、イタチが落花生の豆をあさるようになりました。まだ勢いのある葉をつけていますが、収穫することにしました(画像下)。手前の抜けた所は、イタチが荒らしたところです。
落花生は、花が咲いた後、子房と花托の間の部分(子房柄と呼ぶ)が下方へ伸びて、地中に潜り込みます。子房柄の先端の子房が地中で肥大し莢をつくり、その中でマメが育ちます。落花生とはよく言ったものです。また、地豆とも、底豆とも、呼ばれていますが、こちらも、言い得て妙です。
さて、収穫作業です。高畝の下方に三つ目鍬をいれて土を起こし、茎をつかんで根ごと引き抜きました。落花生の莢がぶら下がっています。莢は、茎から伸びた子房柄の先端についていることがわかります(画像上、中)。
9株から収穫した落花生です。初めての栽培なので、多いのか、少ないのか、分かりませんが、収穫できました(画像下)。種まきから収穫まで6カ月です。長期栽培でしたが、ほとんど、ほったらかしでした。手間のかからない野菜です。
さっそく、一部を、家内にゆでてもらい、試食しました。味は、最高です。なんといっても自家製ですから。
残りは、莢ごと天日干し。 水分が抜けて、からからに乾いた後、莢からピーナツを取り出しました。虫食いが多く、食べられそうな豆の総量は250グラムでした。こちらは、フライパンで炒って食べます。 (10月30日記)