スズメガの幼虫
2018 11 09 (art18-0076)
「あっ、虫がいる」。柿を収穫していた家内が声をあげました。大きな青虫が甘柿の枝にとりついていました。体長10cm。ズスメガの幼虫です。尾部に特徴があります。尾角が細かな突起で覆われ、くるりと上方に巻いています。クロメンガタズズメの幼虫と思われます。クロメンガタスズメの幼虫は、トマト、ナス、ピーマンなどのナス科野菜の葉を食べると言われています。大型の幼虫ですから、さぞ豪快な食べっぷりでしょう。
幼虫は柿の枝にいました。硬い柿の葉も食べるのでしょうか。近くの葉に食害された跡は見あたりませんでした。しかし、口器の大顎は、柿の葉を噛み砕くことができそうなほど、強靭にみえます。
収穫が終わった柿なので、捕殺することなく、そのままにしておきました。翌朝、幼虫の姿はありませんでした。