今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩3分で東郷池, 自転車10分で日本海です。 また、ハワイ温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。

椎の実

2018 11 27 (art18-0082) 
東郷池の池畔は公園になっています。公園には、たくさんの椎の木が植わっています。この時期になると、そこかしこの地面に椎の実が落ちています。椎の木はスダジイです。実(堅果と言い、硬い殻に覆われていて、熟しても割れない果実)は殻斗(子房を包んでいる苞葉の集まり)に包まれて生長し、実が熟す頃に殻斗は3つに裂けて、実が落下します。実は長楕円の形をしていますが、木によって随分大きさとふくらみに違いがあります。拾い集めて食べてみました。すこし甘味があり、懐かしい味です。

幼少の頃、南谷の北野神社で椎の実を食べました。社殿への登り口の石段の脇に大きな椎の木がありました。級友と木に登り、椎の実をもぎとったり棒きれで叩き落したりして実を集めては、境内の片隅に陣取って食べました。50年以上も前の話ですが、椎の木は、今も、そこにあり、実を付けていました。

福岡で過ごした10年間の学生時代、大宰府天満宮で販売されていた “炒った椎の実” をよく食べました。大宰府へは、天神駅で西鉄電車の大牟田線に乗り、二日市駅で大宰府線に乗り換えて、終点の大宰府駅で下車します。20分ほどの乗車でした。駅から参道を少し歩けば天満宮です。ちょっと遠出の散歩でした。天神(福岡の繁華街)に出るには路面電車の西鉄貝塚線(凡夫が学部生のころはまだ運行していました)を、廃止後(大学院に進学した翌年、昭和54年に廃止されました。)は西鉄バスを使いました。
“炒った椎の実” は、小さな紙袋入りです。道端で買い求め、帰りの電車の中で食べました。大宰府名物の梅ケ枝餅の甘さとは比べようがありませんが、それなりに、おいしいものでした。

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