カモメ
2018 12 03 (art18-0084)
東郷池の上浅津船着き場のすこし沖合に、竹と鉄パイプで組んだ支柱が見えます。生け簀用の支柱です。支柱間に横棒が渡してあり、その横棒に白っぽい鳥が多数止まっていました。よく目にする白鷺ではなさそうです。カメラに収めたのですが、小型の古いカメラなので、鮮明にとれませんでした。鳥は、カモメと思われます。東郷池でいろいろな鳥を見かけましたが、カモメは初めてです。
湯梨浜町の西側、北栄町との境に、天神川が流れています。三朝町の津黒山を源流とし、倉吉市を通って流れてきます。天神川は、県内を流れる3本の一級河川の一つです。他の2つは、鳥取市を流れる千代川と米子市を流れる日野川です。
天神川は川幅を広げ、日本海に注いでいます。その河口の周辺は、豊かな自然が残り、沢山の鳥が飛来しています。鳥の探鳥地(東郷池も探鳥地です)として知られています。河口には砂州があり、カモ、アジサシ、シギ等に混じって、カモメも羽を休めているそうです。
翌日の東郷池に、カモメの姿はありませんでした。池で見かけたカモメは、天神川河口のカモメが、ちょっと、足をのばして、やって来ていたのかもしれません。その日は、風のない穏やかな朝でしたから。