今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩3分で東郷池, 自転車10分で日本海です。 また、ハワイ温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。

鳥取砂丘

2018 12 24 (art18-0091)
この数日ぐずついた天気が続きましたが、晴れ間がのぞきましたので、鳥取砂丘と砂の彫刻を見に出かけました。

鳥取砂丘、何度も見ていますが、いつ見ても感動します。

NHKのテレビ放送番組、「ブラタモリ」で、鳥取砂丘をとりあげていました。興味深く視聴しました。日本には多数の砂丘があるといえども、これほど起伏に富んだ砂丘は鳥取砂丘の他には見られないそうです。

車を降りて砂丘に足を踏み入れると、ラクダの乗り場があります。ラクダ乗り場は砂の高台にあり、そこから向こう(海に続く北側)に、砂の谷を挟んで砂の山が見えます。この砂の山を馬の背(45mの高さがあり、のぼるのに一苦労します)と呼び、鳥取砂丘は、ラクダの乗り場のある砂の高まりと馬の背の高まりの二つが、近くに並んで存在しています。この二つの高まりがどのようにして形成されたのか、テレビ番組ブラタモリでは、おもしろ、おかしく、解き明かしていました。

鳥取砂丘は、千代川から海へ流れ出た砂が、海からの風で陸に吹き上げられて形成されました。形成された砂丘の砂は、風の吹くままに移動します。風紋は風が描いた砂の模様です。砂の高まり自体も、時間はかかりますが、海からの風で内陸側(南側)に移動します。

しかし、ラクダ乗り場のある砂の高台は移動しないそうです。理由は、火山灰によって覆われている(番組では “パック” されていると表現していました)からだそうです。火山灰は6万年前の大山の大噴火によるもので、火山灰の地層は “大山倉吉軽石層” と呼ばれているそうです。その後(3万年前)、姶良噴火によって鹿児島から飛んで来た火山灰が、砂丘に薄く降り積もったそうです。
この動かない砂の高まりに、もう一つの動く砂の高まりが押し寄せてきて、2つの砂の高まりが、近くに並んで存在することになったとのこと。

起伏を前に立つと、砂丘が迫って来ます。圧倒されます。これが、単なる平坦な砂浜であれば、広いなとは感じるでしょうが、圧倒されることはないでしょう。起伏の有無によって、かなり違った印象を与えます。豊かな起伏が、鳥取砂丘をして、一級の観光地たらしめていると言えます。砂丘リフト乗り場近くの ”砂丘センター見晴らしの丘” の駐車場には、大型観光バスが5台駐車していました。

家内がスタスタ歩いて行きましたので、後ろ姿を追いかけました。時折、強い風に乗って砂が舞い、頬を直撃します。結構、痛いものです。

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