今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩3分で東郷池, 自転車10分で日本海です。 また、ハワイ温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。

砂の美術館

2018 12 25 (art18-0092)
この数日、ぐずついた天気が続きましたが、晴れ間が覗きましたので、鳥取砂丘と砂の彫刻を見に、家内と出かけました。

砂の美術館で、砂像をみました。
第11期の展示テーマは「砂で世界旅行・北欧編」、期間は2018年4月14日~2019年1月6日。茶園克彦氏の総合プロデュースのもと、22作品が製作され展示されています。9ヵ国から19名の砂像彫刻家が参加したそうです。

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実にみごとです。中には、ちょっとなー、と言いたくなる作品もありましたが。細かい造形をみていると、これが砂でできているとは思えなくなります。これらの砂像には、糊のような接着剤は使用せず、砂と水だけで作製されたと聞いています。展示は今年の4月から始まっていますから、既に、9ヵ月経っています。

壊れないようにする工夫があるのでしょう。工夫の一つは砂。砂は砂丘の砂ですが、観光地の砂ではなく、周辺の砂を使っているそうです。この砂は、きめが細かく、固まりやすい性質があるとのことです。また、特別な砂像用施設もその一つです。砂像の展示専用に建築されたそうです。この施設内の砂像は、風雨から遮断され、温湿が調整されていますから砂像の形状が保たれますが、屋外の砂像はそうはいきません。表面の風化によるひび割れや崩れが起きます。それを防ぐため、水で溶かした特殊な糊を吹き付けてあるそうです。

一つの作品を紹介します。
「北欧神話より ニーベルングの伝説(1)アイスランド女王への謁見」
顔に表情があります。熟視に耐えます。シモーヌ・ヴェイユの言うところの、”美しいもの” である、かも。

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