今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩3分で東郷池, 自転車10分で日本海です。 また、ハワイ温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。

ダイコンの収穫

2018 12 28 (art18-0093)
ダイコンを収穫しました。なかなかの出来です。
早速、家内が煮物にしてくれました。なかなかの食味です。当分の間、自家製ダイコンを味わうことができます。

今年の 9月12日、トマト栽培終了後の畝を堀起こし、堆肥を元肥として下部に施し、配合肥料と石灰を混ぜた土で覆った後、畝を立て直しました。ホームセンターで購入したダイコンの種を3粒ずつ播きました。10月、幼苗の葉に虫食いが見られましたので、殺虫剤を軽く散布しました。その後、今日まで、間引き作業以外、何もしていません。手のかからない野菜でした。

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ダイコンは ”大根” と書きますから、根部を食べていると思いがちですが、実は、茎部と根部を食べています。ダイコンをよく見ると、葉の付いていた上の方が緑がかっています。この部分は根ではなく茎です。緑色は葉緑素の色です。根は、下の白い部分で、ここにはひげ状の細根(側根と言います。これは、本体の主根に対する呼称です)が付いています。

ダイコンの上方の、緑がかった、ひげ状の側根の付いていない部分は茎です。これは、“胚軸” が成長肥大したものです。

ダイコンの種子は“無胚乳種子”です。種子の熟す過程で胚乳の養分が子葉に吸収され、種子が完熟するころには、胚乳は消失し、子葉が種子の大部を占めています。2枚の大きな子葉の間に幼芽があります。子葉と幼芽は胚軸の上端に付き、胚軸の下端には幼根が付いています。胚軸は幼根と幼芽の間にあり、両者をつないでいます。胚軸は茎になります。

種子を土に播くと、2,3日で発芽し、子葉が頭を出します。数日すると、子葉が立ち上がってきます。これは胚軸が伸長しているからです。さらに数日すると胚軸の先端についていた幼芽が成長します。下の画像では、土から伸びた胚軸の先端に、2枚のハート形の子葉と幼芽から成長した小さな葉が付いています。この胚軸が、土中の根と共に肥大し、ダイコンになります。

胚軸が過剰に伸長すると、緑がかった部分(茎部)が長くなります。これは ”青首ダイコン” と呼ばれています。反対に、胚軸が伸長しないダイコンは、緑がかった部分(茎部)が殆ど見られず、全体が白色になります。これは ”白首ダイコン” と呼ばれています。”首” は、ダイコンの上端、葉に近い部分をさします。

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