今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

松葉ガニ

2019 01 07 (art19-0095)
毎年、正月の食卓には、ブリと白イカの刺身とカニが並びます。県下の漁港に水揚げされたものです。

鳥取県には多くの漁港があります。主な漁港は、泊漁港(湯梨浜町)、網代漁港(岩美町)、堺漁港(境港市)です。特に、堺漁港は、特定第3種に指定されている全国13漁港の一つで、水揚高は年間13万トンです(全国5位、2017年)。そこから水揚げされた魚介が、このあたりにも出回ります。種類が豊富で、しかも、安価です。この時期は、ブリ・ハマチと白イカ(ケンサキイカ)、そして、松葉ガニ(山陰地方で水揚げされるズワイガニ)がおいしくなります。

我が家では、茹でた松葉ガニを食べてきました。しかし、今年は、生の松葉ガニを食べる機会がありました。息子が、隠岐松葉ガニを生きたまま自宅に届くように手配してくれました。堺漁港から配送された発砲スチロールの箱を開けると、大きなカニが3匹入っていました。長い足が動いています。足には、”JFしまね浦郷支所―常盤丸” と表記されたタグが付いています。このカニは、"常盤丸"(隠岐松葉ガニ船団に属する9隻の漁船の一つ)が、カニ篭漁と呼ばれる漁法で捕獲した松葉ガニです。この漁法による捕獲カニは、傷みがすくなく、生きがよいそうです。

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家内と娘が、パンフレットの「生カニのさばき方」を参照して、とりあえず、一匹さばいてくれました。早速、足を手に取って、身を殻から剥がそうとしたのですが、うまくいきません。凡夫同様、皆、悪戦苦闘しています。なんとか剥ぎ取って食ましたが、それに見合う美味しさがありません。「こりゃいかん、茹でて、食べよう」と意見したところ、一同、食べることを中止し、カニの茹作業に移りました。

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茹で上がった松葉ガニを味わい、白イカとハマチの刺身、そして、自家製おせち料理をつまみながら、息子が持帰った新潟の酒、“久保田” を飲みました。凡夫にとっては、久しぶりの酒でしたが、いいものです。“久保田”は、学生の頃(酒の飲み過ぎも一役かって、十二指腸潰瘍になりました)、“越乃寒梅”と並んで、よく耳にしましたが、飲んだのは今回が初めてです。口当たりが柔らかく、味も癖のないものでした。いつの日か、“越乃寒梅”も、味わってみたいものです。

結局、刺身の松葉ガニを味わう好機を逃しました。また、いつの日か、食べ方(あるとすれば、殻から身を剥がす “こつ” も)を学び、再トライしたいと思います。

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