今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

宮本神社の狛犬

2019 05 20 (art19-0135)
区内に神社があります。宮本神社です。祭神は佐留田毘古神。社務所のない小さな神社で、普段は関係者の姿はありません。年に数度の神事の際には、東郷池の向こう岸に在住の神官がやって来て神事を務めます。

8日に狛犬が設置されたと、先の区の役員会で、神社総代から報告がありました。立派な狛犬とのことでしたので、ちょっと、見物してきました。

鳥居から拝殿へと続く参道に2体の狛犬が向き合って安置されていました。よくある「阿吽」の姿です。コンクリート製の土台の上に、石製の像がのっています。右側に口を開いた阿形、左側に口を閉じた吽形です。阿吽の形相は、梵字音の最初に口を開いて始まる ”阿” と最後に口を閉じて終わる ”吽” に対応し、宇宙の始まりと終わりを表していると言われています。
両狛犬とも座り姿勢です。右側の狛犬は、「玉取り」で、左前足で ”毬” を押えています。一方、左の狛犬は、「子取り」で、右前足で "子" を押えています。「玉取り」狛犬はオスで、「子取り」狛犬はメスです。”毬” (=玉)は 財宝や権力、”子” は子宝を表していると言われています。

狛犬設置の経緯に関し、Sさんから話を聞きました。
宮本神社と "千年亭" との結びつきは古く、石灯篭、拝殿に掛かっている鈴などの備品は、”千年亭” の寄進によるものだそうです。これを耳にした、”望湖楼” の社長が、今回、狛犬を寄進したいとの意向を表明したそうです。神社側は、これは願ったりと、受け入れたそうです。
確かに、鈴の紐の末端に取り付けてある六角箱には、奉納千年亭と文字が刻まれています。”千年亭” と ”望湖楼” は、はわい温泉で1,2を争う温泉宿です。外からの観光客だけでなく、地元民も、法要後の食事会や年始年末の集まり会等などに両旅館を利用しています。今回の発起、ちょっとしたライバル意識からでしょうか。意識はどうであれ、歓迎すべき狛犬です。

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