トマト チッソ過剰症状
2019 05 23 (art19-0136)
畑に苗を定植して3週間程経ちます。順調に成長していると書きたいのですが、そうは問屋が卸さないようです。定植後、10日間ほどして、トマト(桃太郎)にチッソ過剰症状が現れました。葉の色が濃くなり、頭頂部の幼葉が外側に巻き、ずんぐりした姿になりました。この症状は、昨年、追肥として、肥料を過剰に施したときに現れたものと同じです。”暴れるトマト” がどんなものか目の当たりにしました。
定植前の土作り時に、堆肥と鶏糞を多量に投入したことが、肥料過多を招いたようです。さらに、鶏糞を発酵から乾燥に変えたことも、関与しているかもしれません。昨年より多目に施肥したのは、連作障害の回避が頭にあったからです。
さて、このチッソ過剰どうしたものか。畑土中のチッソ養分を排除することはできません。
トマトは、桃太郎の他に、フルーツ、アイコの2品種を植えています。こちらのトマトには、葉の色こそ濃くなりましたが、葉が巻くような症状は出ていません。チッソ過剰と言っても、どうしようもない程ひどくはないのかもしれません。この可能性にすがり、以下の3つのことを行いました。過剰養分の消費を分散させるために、(1)株間にトマト苗を追加する、(2)わき芽を残す。チッソの養分吸収を制限するために、(3)枯れない程度に水やりを控える。
それから、10日間程経ちます。相変わらず、生育旺盛です。茎の太さも増しました。途中で、二股になったりしています。かなり異様な姿です。ただ、この状態でも花と花芽を付けています。これが救いになります。継続的に花芽が付き、花が咲き、果実が肥大することを、祈るばかりです。