温泉水配管の漏水と修理工事
2019 05 27 (art19-0137)
ここの区民は自宅で温泉水を使っています。“はわい温泉” の温水が各宅に届きます。現在の配湯時間は午前6時~8時と午後5時半~10時です。朝夕、自宅の温泉風呂に入れます。温泉の源泉は東郷湖の湖中にあります。そこから湧き出た温泉水が区の北東端に設けられた中島タンクに蓄えられ、そこから区民宅に届けられています。温泉の管理・運営は、羽合温泉協同開発事業団です。凡夫の家にも中島タンクから引かれた配管を通って温泉水が届きます。
我が家の横を通る路地に水漏れがありました。路地は広い道から折れたアスファルト敷の狭い道で、路地奥の住人と車が行き来します。水漏れに気づいたのは家内です。「温泉水の配湯時間になると路面が濡れる」と。濡れたアスファルトに手を当てると温かく感じましたから、漏れているのは温泉水です。 早速、温泉の管理事務所に出向き、その旨を伝えました。数日後、修理が行われました。温泉水は、以前修理したパイプの継手から漏れていました。
水道管の修理に興味がありましたので、修理作業の初めから終わりまで現場に立ち会い、作業を見学しました。
修理工程。
1.コンクリートカッター (切断機) で長方形にアスファルトを切断する。
2.コンクリートブレーカー (破砕機) でアスファルトを壊し地面を掘削する。
3.溜水を掻き出し、パイプをむき出しにする。
4.古い伸縮継手の両側のパイプを切断し取り除く。
5.パイプを継ぎ足し、新しい伸縮継手で連結する。
6.土砂でパイプ廻りを埋め、砂利で覆う。
7.数日間放置し、漏れがないことを確認する。
8.アスファルトを敷く。
修理工程1-6の作業時間は正味1時間程でした。作業を見学し、いくつか認識を新たにしました。1.パイプカッター器具を使えば、簡単にパイプを切断できること、2.接着剤を使って簡単にパイプ同士を継ぐことができること、3.市販の伸縮継手を使えば、簡単に切断パイプ端同士を連結できること。
作業を行ったK設備の親方の発言、「作業は機械と器具が行うものだ」は言い得て妙です。漏れた継手の交換自体は、とても簡単な作業に見えました。機会があれば、自分でやろうと思います。