猫の捕獲 ?
2019 10 03 (art19-0176)
先日、とある人の訪問を受けました。用件は、猫を捕まえたいので、畑の片隅に動物用捕獲機(アニマルトラップ)を設置させてもらえないかという頼み事でした。なぜ猫を捕獲するのかを理解できるような説明がなく、どう返事してよいものかわかりませんでしたので、こちらから、いくつか問いかけて理解することにしました。悪さをする猫がいるので、駆除目的に捕獲するのかなと考え、それを質しましたが、どうもそうではないようです。それでは、かわいそうな野良猫をみかけたので、動物愛護の観点から捕獲して保護するのかと質しましたが、これまたそうでもなさそうです。他の目的、捕獲する理由を想起できませんでしたので、少し観点を変えて、捕獲の対象、猫のことをたずねました。返事は、凡夫の畑(民家と隣接している畑)の近くで、見かけた猫とのことでした。更に、いくつか言葉をやり取りして、1週間程前に、凡夫の畑の近くで、一度見かけた猫を捕まえようとしていることが判明しました。一度しか見ていないことが気になり、その猫は飼い主がいない猫ですかと問いますと、それは分からないとの返事です。ちょっと驚き、飼い猫だった場合、猫を連れていかれると、飼い主が困るとは思いませんかと訊きますと、これには返答がありません。捕獲した猫をどうするのかも気になり、尋ねてみますと、自分で飼ったり、里親を探すとの返事でした。
凡夫の理解を超えている話でしたので、畑の片隅に、動物用捕獲機を置くことはお断りしました。この結末は想定外だったようで、先方は、断られたことにたいへん驚いた顔をされ、腑に落ちない様子のまま歩いて帰られました。この様子をまの当たりにして、何かよくないことをやってしまったのでは、と動揺しました。
縁側の椅子に座って庭を眺めていると、時々、猫を見かけます。毛色や模様から複数の猫です。いずれの猫も悠然と庭に入って来て、草木や地面に鼻を近づけては匂いをかいだり、前足で地面を引っかいたりしています。しばらくすると、何処かへ消えてしまいます。
猫の捕獲罠の件を話題にしながら、家内と、世の中にはいろいろな人がいるものだなーと感慨一入です。そう言えば、との話になり、最近、庭や近所で猫をみかけなくなった、と、2人とも思っていたことが判明しました。
猫の写真が撮れませんでしたので、Pythonの亀で、猫顔を描いてみました。