今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

順番

2019 12 26(art19-0197)
今回のような病気(肺塞栓症)になると、我が身に何が起きてもおかしくない年齢になったのだと思わざるをえません。まだまだ、自分の死去は先のことだと思っていましたが、そうでもなさそうです。

人は誰でも死にます。新聞の鳥取県版の「おくやみ申し上げます」のコーナーには、前々日と前日に亡くなった人の名前が年齢・住所付きで並びます。10-20名前後で、80-90齢が多数です。中には60、70代もあります。
凡夫には姉が2人います。これまで、何をするにも、凡夫が最後で、いつも、姉が前にいました。そのためか、何の疑いもなく、死去する順番も姉が先で凡夫はその後と思ってきました。しかし、日本人の平均寿命は男性81.1歳、女性87.3歳ですから、女性の方が長生きします。そうすると、姉よりも凡夫の方が先に死ぬことになりそうです。これは驚きです。これまで、いろいろ世話になってきた姉に、最後の最後で、また、世話(葬送)になりそうですから。しかし、それが定めならば、その時はよろしく、とお願いするしかありません。

父の死後、母は父と過ごした家で10年間生きました。一人暮らしでした。父と母は4歳違いです。男女の平均寿命の差は 6歳ですから、4+6で10になります。多くの夫婦の年齢差は、3-4歳ですから、夫の死後、妻は10年間程の一人余生があります。
病院のICUベッドに横たわり、酸素マスクに繋がれて、胸痛と息苦しさに耐えながら、「もし、ここで、死んだら、家内の一人余生が長くなるな-。30年間か。とても長いが、家内はやって行けるのだろうか」と、そして、「家内の人生予定表を狂わせることにでもなれば、すまないな-」と、考えていました。

すこし回復した今、家内の一人余生をできるだけ短くするために、できるだけ長く生きようと考えています。もっとも、人の生き死になど、思い通りになるものではないことは重々承知しています。この件、詰まる所、終わってみなければ分かりません。どんな結末になるやら。

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