2階窓の庇のペンキ塗り
2020 06 01 (art20-0242)
2階窓の庇の上面にペンキを塗りました。庇は腕木庇で、腕木の上に桁を渡し、垂木を架けて野地板をはり、その上に金属板を張ったものです。庇全体がひどく老朽化していました。特に、雨や日射に直に曝される金属板は、塗装が剥げて、周辺部は錆でボロボロです。幸いなことに、上面の金属板には穴はみあたりませんでしたので、今回は、ペンキを塗るだけにしました。いずれ、金属板全体の張り替え、あるいは、庇全体の交換が必要になるでしょう。庇の上部は、外からも、内からも見えないところですから、長い間放っておかれる箇所の一つです。
2階の部屋から下屋根に出て、つま先立ちすれば何とか庇の上面が見えますが、これでは作業ができません。踏み台が必要です。場所が場所だけに、普通の箱型の踏み台は使えませんので、ちょっと傾斜をつけた踏み台を作りました。屋根の傾斜に合わせながら、切れ端材を用いて作製しましたから、不揃いでゴテゴテした外観になりましたが、強度的には問題ありません。この作業を通して、屋根全体の傾斜と屋根瓦の傾斜が異なっているを知りました。踏み台全体の傾斜は屋根の傾斜に合わせますが、踏み台の足の接触面角度は屋根瓦の傾斜角度に合わせる必要があります。勉強になりました。
この踏み台に乗って、2階窓の庇の上面のペンキ塗り作業を行いました。
(1)庇上面の金属板のよごれや埃をとる。
(軍手をはめた手でこすれば簡単にとれる)
(2)金属板にペンキを塗る。
(壁近くを刷毛で塗った後ローラーを用いると、均一に速く塗れる)
“錆の上から塗れるペンキ” を使用しましたので、(1)の作業は汚れや埃を落とすだけですみますからとても容易でした。
作業は無事に終わりました。最初、屋根に立つと、体がすくみました。移動も恐る恐るで、どうなることやらと思っていましたが、だんだん慣れてきたのか、作業が終わるころには、屋根の上を普通?に歩いていました。