勝手口の網戸
2020 07 23 (art20-0257)
台所の勝手口用の網戸を作りました。最近の家は、台所と食堂と居間が一つの空間になっています。食事を済ませた後、くつろぎの場は、食卓テーブル周り、あるいは、TV前に置かれたソファです。人が長居する空間にはエアコンが設置され、夏は冷房、冬は暖房で、一年中快適です。台所もこの空間を構成しますから、空調が効き、そこでの作業は快適です。
我が家のような、ちょっと古い家は、台所/食堂と居間が別の空間(部屋)に分かれています。居間には、人が長居しますから、エアコンが付きます。しかし、台所/食堂には、一時的にいる所と見做されているようで、エアコンが付きません。台所仕事は熱を使いますから、夏場は大変です。台所/食堂にエアコンを付けようかなと思いますが、家内はいらないと言っています。では、せめて、勝手口を開放し、台所/食堂の風通しをよくすることにしました。そのためには網戸などの防虫対策が必要です。
【網戸の作製】
勝手口の三和土が狭く、しかも、上がり框が斜めに入っているので、引き戸や開き戸方式の網戸を設置することができません。従って、単に、網戸を、勝手口の引き戸の枠にはめる方式になります。網戸の開け閉めは、枠から網戸を外ずしたりはめたりすることで行いますから、軽量性を考え、杉材で作りました。(注:網戸の作製と書いていますが、戸といったものではなく、作製したのは木枠に網を張っただけのものです。が、ここでは、網戸と呼ぶことにします)
(1). 幅 4cmの板材を調整する。12cm幅の杉野地板(厚さ 12mm)を自動カンナにかけて、表面を滑らかにした後、4cm幅で切断する。
(2). 枠を組む。サイズは177x83cm。4隅は片胴ほぞつぎで接合し、ボンドで固定、さらに、ダボを中央に一本入れて補強する。中桟の両端は片胴ぼぞつぎで接合し、ボンドで固定する。
(3). 防虫網を張る。クリップやクランプを用いて、木枠に網をぴんと張り、ボンドをつけて2cm幅の化粧合板を張り合わせる。
出来上がった網戸を台所の勝手口に取りつけました。出入りにちょっと手間取ることになりますが、これで、防虫下、風の通りが良くなり、台所/食堂の気温が少しでも下がってくれることを期待します。
作業工程自体は簡単なものでしたが、作業場(納屋の2階)が暑くて大変でした。日中の作業はとうてい無理ですから、夕方の作業になりました。それでも作業場の気温は高く、しかも、蚊が次々と襲来します。何ヶ所、刺されたことか。