今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

スイカ

2020 08 27 (art20-0267)
お盆はとっくに過ぎたのですが、まだまだ暑い日が続きます。25日の気温は37.4℃、26日は36.8℃です。今日も朝早くから日が照りつけていますから、暑くなりそうです。予報では37℃です。こんな暑い日には、スイカを食べたくなります。幸いなことに、畑で採れた自家製のスイカがあります。やはり、暑い日は、スイカにかぎります。

スイカは、野菜を栽培している畝の傍の土地を黒色の網で囲って栽培しました。囲いの広さはわずか 2.1 m² (1.4m x 1.5m) です。ここに、大玉品種のスイカ苗3本を定植しました。茎葉成長期に子づるを整理し2本仕立てとし、開花期に交配を行い、子づるあたり1個ずつ(株あたり2個)結実させました。果実肥大期に入り、各株1個ずつ、計3個の果実の肥大がピンポン玉大になったところで止まりました。残りの3個の果実は順調に肥大を続けました。しかし、中玉サイズになると肥大成長が鈍化しました。成熟期に入ったようでした。しばらくすると着果節の巻ひげが枯れていきました。しかし、果柄は枯れることなく、茎葉も生き生きとしていました。いつでも収穫できそうでしたが、もう少し様子を見よう、もう少し、と考えている内に、3週間程たちます。さすがに、スイカのつる先の勢いがなくなってきましたので、お盆過ぎに1個目を収穫しました。

267-1_suika-b_20200818

中玉のスイカでしたが、うまいスイカでした。果実の肥大がほぼ止まってから随分経ちますから、枯れづるスイカのようなものかなと心配でしたが、果肉はみずみずしく新鮮で、甘さものっていました。サイズは今一ですが、家内と2人で食べるには、これで十分です。1個目につづき、2個目を採って食べました。このところ、毎日スイカを食べていることになります。いよいよ、最後の、3個目のスイカに取り掛かるところです。

267-2_suika-1_2020818

栽培したのは大玉スイカの品種なのですが、大玉になりませんでした。理由は、栽培した土地の大きさにあるようです。わずか1.4m x 1.5mです。つるの展開スペースは足りていたと思います。つるが伸長し過密になったころ、棚を設けて上部にスペースを設けてつるを誘導しました。一方、根の広がりは制限されたようです。スイカの根は下に伸びず横に這うと、また、その範囲は、つるが広がるあたりまでと、言われています。この狭い場所に3本の株をそだてるのは、根の広がりを考えると、かなり無理、否、無謀と言わざるを得ないようです。この大きさでは1株がせいぜいでしょうか。栽培土地が狭いため、根が十分に広がることができず、養分の吸収が制限されて果実の肥大が進まず中玉大止まりとなったと思われます。スイカは、広い畑で、ゆったりと育てるのがよさそうです。

一方、この狭い場所でスイカを栽培して、一つ分かったことがあります。それは、収穫期に関することです。根の展開を制限して栽培すると、つる(茎と葉)は枯れることなく、また、果実も腐ることなく、長い期間(2-3週間)植物体が維持されるようです。おそらく、ゆっくり成就成長しているのでしょう。これは、果実の収穫期間を拡げること、と同時に、収穫期を延ばすことに通じます。お盆が終わって10日ばかり経ちますが、いまだに畑で育った自家製スイカを食べています。近隣の畑のスイカが、お盆前にはすっかり終わっていることを思えば、それなりに喜ばしいことです。

267-3_suika-d_20200818
   


 【戻る】