畑の様子(10月上、2020年)
2020 10 01 (art20-0277)
早や、10月です。何をするでもありませんが、一日がすぐに終わってしまいます。そんな中、畑の作業は続いています。ナス、ピーマン、パプリカの収穫
ナスは小型ですが、その分、実が引き締まっています。ほぼ毎日2本づつ収穫しています。ピーマンは数日間隔の収穫です。パプリカの実は大きく成長していますが、果皮の色はまだ青いままです。ピーマン、パプリカとも虫害がひどく、虫が食べ残したおこぼれを頂戴している感があります。
ダイコンとカブの種撒き
夏野菜(キュウリ、トマト、ミニトマト)を片付けた畝に、堆肥をたっぷり加え耕起した後、貝殻石灰と発酵鶏糞を混ぜ合わせて、畝を立てました。そこにダイコンとカブの種子を撒きました。ダイコンの品種は “耐病総太りダイコン” 、カブは “スワン” です。いずれもアタリヤ社の種子で、ホームセンター “いない” で購入しました。種子を撒いた後、畝を覆うように黒色のネットを掛けました。9月13日に種を播き、3日後の16日には芽が地上に出ました。
【ダイコン】 点撒き(25cm間隔、3粒)。ダイコン種子の発芽率は100%でした。播種10日後、一本づつ抜いて2本としました。現在、かなり徒長していますが、本葉が出ています。
【カブ】 条撒き。カブ種子の発芽率も相当によかったようです。撒き過ぎで過密状態です。適時、間引いて隙間をつくります。虫食い跡が目立ちます。
柿の調子が良くありません
毎年、渋柿(平種無)を栽培し、干し柿にして食べています。干し柿作りを楽しみにしていますが、今年の柿は変です。まだ熟期ではありませんが、多数の果実が赤黄色に変色し柔らかくなっています。そして落果します。樹上軟化症です。なかには鳥につつかれた果実も見受けられます。
軟化症は、果実発育Ⅱ期からⅢ期の高温時に連続的な降雨があり、地下部が通気不足になると発生すると言っている人がいます。軟化症は、エチレンの生成が盛んになり、果実の成熟が進行したと解釈できますが、地下部の通気不足とエチレン生成との関係が理解できません。
しかし、タイミング的に当てはまる天候不順がありました。9月上旬、暑い日が続き、激しい雨がありました。これが、軟化症の発生に関係している可能性があります。とすれば、他所の柿も同様な症状を呈する筈です。家から畑へ出る通路沿いの民家の2軒の庭に柿の木が植わっています。どちらも西条柿です。例年、この時期は樹上に沢山の果実を見かけるのですが、今年はほとんどありません。木の下に、赤黄色に変色した果実が多数転がっています。2本とも同じ状態です。
果実の異変の他に、今年は、葉枯病が大発生しています。ほとんど全ての葉に病斑が見られます。また、黄褐色に着色している葉も多く、落葉が進んでいます。今年の夏は、下草が枯れて、地面がむき出しになりました。この状態が長く続きましたので、柿の木が弱ったのだと思います。
幸い、畑の柿は、全滅することなく、まだ、かなりの数の果実を付けています。しかし、葉が落ち、むき出しになった枝に付いている果実も少なくありません。これから熟期を迎えるのですが、そのような果実がどうなるのか、初めてのことなので、ちょっとした関心事です。できれば、今年も、自家製干し柿を食べたいなー、と思いながら、柿の木を眺めています。