今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

木べら(木工)

2020 12 10 (art20-0297)
調理用木べらを作りました。家内が長年使っていた木製のへらが、端の一部が欠け、具合が悪くなりましたので、新たに作ることにしました。

【作製】
2つ作りました。一つは、ヘラの形を古いへらと同じにしたもの、もう一つは、フライパンの円弧に合わせてへらの先端部の左側に曲線をもたせたもの。また、具材や汁気をすくい取ることができるように、へら部にすこし窪みを持たせました。
【材料】
厚さ1.2cm、幅6.5cm、長さ34cmの桧の平板2つ。
【工程】
1) 古いへらを平板にあて線を引いて、外形を写し取る。
2) 引き線に合わせてジグソーで切断する。ただし、柄部の直線の切断にはスライド丸鋸を用いる。
3) 柄部の表側をトリマーで削り、6mm厚とする。
4) へら部の表側を作里鉋で削り、曲面を出す。表側の曲面に合わせて、裏側も作里鉋で削り曲面とする。
5) サンダーを用いて、表面を滑らかにする。
6) 柄部の端にドリルで穴をあける。
7) 木屑をふき取り、エゴマ油を塗る。

平面の板を鉋で削り曲面を出しましたが、この時、幅の狭い作里鉋/クシ鉋を用いました。塗装油には、スーパーマーケットで手に入れた安価なエゴマ油を用いました。
使用した木材は、桧の余材です。やわらかい木ですから加工は容易です。曲面を出す練習にもってこいです。反面、使っているうちに、先端が摩耗していくものと思います。

作製した2本の木べら、家内がどちらを好むのか興味のあるところです。使用頻度の差は、先端部の摩耗で判定できるでしょう。

297-1_kibera_20201209 297-2_kibera_20201209
   


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