今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

アイスプラント

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和室に、ブルーシートが敷かれ、プランターが置かれています。プランターにはアイスプラントが植わっています。
これまで、ポット植えの植物を、三和土や縁側廊下に置いたことはありますが、部屋のなかに置いたのは初めてです。強い寒波の襲来にそなえ、凍結防止対策として避難させました。天気予報によりますと、気温が-4℃まで下がるそうです。

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昨年の秋、ダイコン、カブ、ニンジンなどの根菜、キャベツ、ハクサイ、ホウレンソウなどの葉菜の中から、畑で栽培する冬野菜をどれにするか家内と話し合いました。結局、おなじみの根菜、ダイコンとカブ、を畑で栽培することに決まったのですが、それ以外に何か毛並みの違った野菜を育てようとネットで検索したところ、アイスプラント(英語名:Crystalline iceplant、学名:Mesembryanthemum crystallinum)に出会いました。名前から寒さに強い野菜だろうと早合点し、プランターで育てることにしました。

確かに、生育適温は 5-25℃とあり、低温でも生育することがわかります。しかし、ネットで調べると耐寒温度は-2℃までと記述されていました。アイスプラントなのに、名前負けするのかと落胆したのですが、よくよく、説明文を読むと誤解していたことが判明しました。名前は、葉の表面に塩を隔離する細胞があり、透明でキラキラと輝くので、あたかも氷のつぶが付いているように見えることに由来しているそうです。実際に水が凍結した氷をつけて生育している訳ではないとのことです。

塩を隔離する細胞は、”塩嚢細胞” と称される細胞で、葉茎の表皮に分布し、塩を取り込むことができるので、植物体に耐塩性を与え、海水と同程度の塩化ナトリウム (NaCl) 水溶液中でも生育できるそうです。ハマミズナ科の多肉性の塩生植物です。南アフリカ原産。

近くのホームセンターはアイスプラントの種子を販売していないので、アマゾン通販で "武蔵野種苗会社" からアイスプラントの種子を購入しました。とても小さな種子とのことでしたが、届いた種子は、コート種子で、成分は不明ですが分厚くコーティングされていて、1- 2mm大の球状でした。10月上旬、水で湿らせたティッシュを敷いた角型シャーレに撒きました。
数日すると、コートに割れ目が入り、幼根が、その後、幼芽がみえてきました。発芽したものから、順に、胚軸をそーっと摘まんで、ポットへ移植しました。

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移植から数日後(10月20日)、根付いたようで子葉が展開しました。非常に小さい子葉です。ポット当たり一本苗とするため、適時、過剰苗は別のポットへ移植しました。

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1ヶ月後(11月22日)、本葉も展開し、しっかりとした姿になりました。この数日後に、ポットからプランターへ定植しました。

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