今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

木製スプーン(木工)

2021 1 14 (art21-0307)
縁側廊下に置かれたテーブルに向かい、木製スプーンを作製しました。
納屋の2階に設けた木工作業場は、暖房器具を置いていませんから、冬場は寒くて長居ができません。そこで、冬場の木工作業はもっぱら縁側廊下で行っています。太陽光が南に面した窓ガラスを通して廊下に射し込むと、気温が上昇し20℃を超えることもあります。ぽかぽかの廊下は木工作業場になります。ただ、太陽が隠れるととたんに気温が下がりますから、それなりのヒーターを備えておきます。作業は、場所柄、掃除機を持ち込み、木屑を吸引させながら行います。

と言っても、場所が場所だけに、できることは限られています。もっぱら小物の削り作業です。木製スプーンやフォークなどのカトラリーや小型プレートなどです。納屋2階の作業場で、輪郭線をアバウトに裁断した木片を持ち込み、ひたすら削って形を整えます。

材料は、サクランボの木を用いました。この木は、こちらに移住する前に、苗を購入し畑に植えておいたものです。移住後、野菜を栽培するスペースを確保するため伐採しました。根元の幹は直径 7cm 程に成長していました。伐採後、丸太の状態で納屋に放置されていました。小さな丸太を縦に切断し、二つのスプーンを作製しましたが、サイズ的にきちきちでした。

【木製スプーンの作製】
材料:
  サクランボの丸太(径7cm、長さ21cm)。
工程:
(1)サクランボの丸太を裁断し、適当なサイズの角材をとりだす。
(2)スプーンの外形線を引く。
(3)カッターナイフと彫刻刀で形を整える。
   粗く整形した後、細かく整形する。
   (掘り作業には、彫刻刀とミニルーターを用いる)
(4)サンドペーパーで磨いて滑らかにする。
(5)布巾で削り粉をふきとる。
(6)オイル(エゴマ油)を塗る。

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切削には、大型のカッターナイフと彫刻刀を用いました。彫刻刀は、子供が小さい時に使っていた版画用のものです。研いでも、切れ味が今一で、余分な力が必要になり指が痛くなります。その点、カッターナイフは、刃先が摩耗したら新刃と交換できますから、便利です。

細かい加工には、ミニルーターを用いました。ドレメル(Dremel)製のぺん型ミニルーターに、浦和工業社の砲弾型ビットを付けました。浦和工業社のビットはよく削れますから、削り過ぎないように操作を慎重に行います。

家内いわく「何度見ても、形が変だ」と。どうも、それは機能上の不備を予見していそうです。実際に使用した後、修正することになるでしょう。きっと。

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