今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

ネット検索(1)

2021 4 15 (art21-0333)
ミカンの苗木を植えた水田転換畑の地温が気になります。先日、2段ケーキ型に土を盛って、その上に苗木を植え付けましたが、土の乾燥を防止するため、黒色の農業用ビニール(黒マルチシート)をかけておきました。日射の強い日は、黒マルチの表面温度が非常に高くなります。土の温度が上昇し、根の機能不全や発育不良が起こるのではないかと、気がかりです。気温が高くなる季節を前に、黒マルチをかけたままにしておいてよいものかどうかと、迷います。

新しいことを始めると、アレコレ考えることがあり気が休まりません。新しいことと言っても、あくまで、自分にとっての新しさでしかなく、既に、誰かが、どこかで、似たようなことをやっていた(いる)だろうと思います。しかし、そうだからと言って、実際に行うのは自分であり、先行者からやり方や試行体験を伝授される機会でもあればそれを真似たり、参考にできますが、そうした機会がない場合は、自分で情報を集めては、アレコレ考え、最良と思われることを実行することになります。しかし、“何が最良であるか” を見定めることはなかなか難しいことです。

今日は、デジタル社会と称し、あらゆつ情報がネット上にあるものと思われています。どのような問題でも、ネット検索すれば、たちどころに解答が見つかるとまことしやかに言われています。ところがどっこい、そうはいきません。実際に検索してみれば分かることですが、本当に知りたい情報はなかなか見つかりません。不確かな情報は山のようにあるのですが、確かな情報がありません。ここでの確かな情報とは、科学的な根拠に裏打ちされている情報です。

どうして、知りたい情報に出会えないのか。そもそも、ネット上の情報は、誰かがアップしたからそこにあるのであって、誰もアップしていない情報はありません。これが一つ目の理由です。この中には、アップされてはいるが、閲覧が許可されていない情報も含まれます。二つ目の理由は、ネット上にあるにはあるのだが、見つけ出すことができない。これは、知りたい情報がゴミのような情報に紛れているためであり、検索エンジンの問題と言うより、ゴミの多さが問題です。

知りたい情報が、ミカンの栽培に関する学術的知見であれば、そうした情報がネット上に誰もが閲覧できる形式で公開されていると考えるには無理があります。これは、ちょっと考えてみれば分かります。研究者は、研究で得た知見を学術専門雑誌に載せることはしますが、専門外の人にも分かるように記述して、誰にでも読めるような形式でネット公開することはしません。理由は、単純に研究者にそんな “暇な” 時間はないのです。かく言う凡夫も、定年退職するまで40年間研究に従事していましたが、その間、学術雑誌に数十報の論文を載せたのですが、一度として、専門外の人に向けてネット上にアップしたことはありません。

外の作業がありますので、続きは、次回へ。

333-1_flowers_2021-03-29
   


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