新型コロナウイルスワクチン接種(1回目)
2021 6 3 (art21-0347)
31日の午後4時、指定された病院へ出かけて1回目のワクチン接種を受けました。病院は医療法人で、かかりつけのMクリニックより規模が大きく、1日のワクチン接種人数は12名とのことでした。今月の下旬にはその数が倍の24名になるそうです。ワクチン接種の実際は、係りの人の指示に従うだけですから、すんなりと終わりました。記入済みの予診票の内容確認で数分、医者の問診に数分、そして、接種。接種後ベンチで待機すること30分です。
待機中、ワクチン接種の副反応の説明を受けました。驚いたことに、説明を担当された人は薬剤師でした。薬局で薬を受け取るときに薬剤師からアレコレ説明を受けますが、この状況で、薬剤師から説明を受けるとは思いませんでした。薬剤師は薬の専門家ですから適任であることは理解できますが、昨今は病院でも薬剤師が活躍するようになったのでしょうか。
昨年の7-9月にフジテレビ系の木曜劇場で放送されたドラマ「アンサング・シンデレラ病院薬剤師の処方箋」を思い出しました。主演は石原さとみで、薬剤師の葵みどり役を演じていました。病院の入院患者に入れ込み、薬の説明だけでなく、治療に関わる提言を行う姿は驚きでした。これはないだろーなと思いながらも、他方で、薬の専門家の薬剤師が、多忙な医者を補佐することで、よりよい薬剤治療ができるならば、これもありかなとも思いました。もっとも、この関係性の成立は、常日頃から医療現場(臨床)で起こっていることを医者と薬剤師が共有していることが前提になります。往々にして、単なる知識だけでは現場では役に立ちませんから。ましてや、ここでは個々の生身の患者を相手にしているのですからなおさらです。
9時過ぎ、風呂に入ろうと脱衣したとき、左肩の接種部位に違和感がありました。軽い痛みです。帰宅後ワクチン接種を受けたことをすっかり忘れていたのですが、この痛みで思い出しました。翌朝、その接種部位の痛みは少し強くなっていました。しかし、腕を動かすときにのみ感じる痛みですから、どうといういうことはありません。夕方になると、痛みは和らぎました。
この接種部位の痛みは、厚労省のコホート調査「新型コロナワクチンの接種後の健康状況調査」(健康観察日誌集計の中間報告、5月26日付)(サイトへ)によりますと、90%の人が、1回目(2回目も)の接種の翌日に体験しているとあります。接種部位の痛み(疼痛)の他に全身の副反応として、発熱、頭痛、倦怠感、鼻水が報告されていますが、頻度は5-10%程度です。ただし、2回目の接種では、その割合が40-60%に上昇しています。凡夫の場合、今のところ、接種部位の軽度の疼痛以外の副反応はありません。
2回目の接種の予定日は21日です。次回はどんなものでしょうかな。