豪雨
2021 7 8 (art21-0352)
昨日(7日)は、梅雨前線が停滞しているなか、線状降水帯が鳥取県に流れ込み、ここ湯梨浜町では、朝から1時間の降水量20-50mmの雨、土砂降り雨が7時間程続きました。午後遅く雨が弱まったところで、長靴を履いて畑の様子を見てきました。川への流入量が川の流出量を超えたようで、また、東郷池の水位が上昇したこともあり、池に注ぐ川水の行き場がなくなり、道路には、川からあふれた水が浸入しています。また、縦横に走る用水路から溢れ出た水は、周辺の田圃を水没させています。
ミカン畑とクワイ床への農道も水浸しです。水かさが見た目以上にあり、長靴の上淵から水が入ってきました。水で重くなった長靴をゴボボゴと運び、ミカン畑へ近づきました。ミカンの木が植わっている上下二段のケーキ床の下段は、完全に水没しています。ちょっと面白い光景でした。
再び、ゴボゴボと長靴を運び、田圃の反対側のクワイ床へ向かいました。クワイは、矢じり型の葉の先端部を残して、これまた、水没しています。クワイは水性植物ですから、この光景はありかなと思います。
一夜明けた今朝(8日)、田圃の水はすっかり引きました。草丈50cm程に生長した稲も、何事もなかったかのように、いつもの姿を見せています。
同様に、ミカン畑やクワイ床の水も引き、ミカンの木も、クワイも、いつもの姿に戻りました。ただ、水に浮遊した刈り草が散在しています。また、クワイの葉や茎には、無数の草屑が付着しています。
この度の豪雨は希少な光景を見せてくれました。置き土産は遠慮したかったのですが、そうもいかなかったようですな。