今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

歯周病

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下顎内側の右犬歯の歯茎が赤く腫れて、食べ物が当たると痛みがあります。1ヶ月程様子をみていたのですが、治まる気配がありませんので、家から最も近い歯科医院へ行くことにしました。

先々週の土曜日(4日)に、予約の電話を入れたところ、翌週の月曜日(6日)の午前中の予約がとれました。歯科医院は予約が一杯ですぐには診てもらえないだろうと思っていましたから、直近日の予約がとれたことは、ラッキーでした。が、こうすんなりと事が運ぶと、この医院は “大丈夫かいな” と変に気を回します。

ともかく、先週の月曜日(6日)診断を受けました。歯全体のレントゲンをとり、腫れのある右犬歯だけのレントゲンもとりました。腫れは歯周病によるものでした。少し膿も溜まり、歯と歯茎(歯肉)のすきま(歯周ポケット)はかなり深くなっていました。
違和感があるのは、犬歯だけでなく、左右の犬歯に挟まれた中切歯と側切歯を含む前の歯全体です。この下顎の前歯の裏側は歯石が溜まりやすい場所の一つです。凡夫の前歯の裏側には、どっぷりと、歯石が付着していました。通販で購入したスケーラーを用いて、鏡を見ながら歯石の除去を試みたのですが、表面の歯石はとれるのですが、内部にこびりついた硬い歯石はどうにもなりませんでした。

厚労省のe-ヘルスネットによると、歯周病とは、「歯周ポケットから侵入した細菌が、歯肉に炎症を引き起こし、さらには歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてグラグラにさせてしまう病気」とあります。初期症状は、歯茎が赤く腫れる、歯肉から血が出るなどです。進行すると、血だけでなく膿が出たり、歯が浮いたような感じになります。また、口臭がひどくなることもあります。これは、歯周ポケットで繁殖した細菌が揮発性硫黄化合物を産生するからだそうです。

厚労省が3年ごとに各疾患の患者数を調査しています。平成29年 (2017) の調査(データへ)では、歯周病の患者数は、398.3万人と推測されています。ここで、患者とは継続的な治療を受けている人です。歯周病は、患者数第一の高血圧性疾患についで、患者数が多い病気です。

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歯周病の治療は、歯周菌が繁殖しない口腔内環境をつくることのようです。
細菌が繁殖した塊りのプラーク(歯垢)を除去する、細菌が付着・繁殖しやすい場となる歯石を除去する、歯根の表面を滑択化し細菌がたまらないようにする、また、ぐらぐらしている歯の咬み合わせを調整するなどです。これは歯周基本治療と呼ばれています。
この治療で改善されない場合は、歯肉を切開する外科的治療が加わり、隠れたプラークや歯石の除去、歯槽骨の整形、歯周ポケットの軽減などを行うそうです。

凡夫の場合は、まず、セフカペン-ピボキシル塩酸塩(セフェム系の抗菌剤)の錠剤を服用しました。歯周ポケットで繁殖している細菌をたたく為です。その後、基本治療を受けました。13日に下顎歯の歯石を、15日に上顎歯の歯石を除去し、歯の表面を滑らかにしました。しばらく間をおいた後、歯茎で隠されている歯石を除去するそうです。

歯周病治療の基本は「ブラッシングに始まり、ブラッシングに終わる」と言われています。歳をとって免疫力が低下してくると、口腔細菌への攻撃力が脆弱になるのでしょう。そうなると、せっせと、歯と歯茎を磨いて、細菌と細菌のエサを物理的に排除するしかありませんかな。

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