本棚(木工)
2021 9 27 (art21-0375)
新書版用の本棚を作成しました。新書のサイズは、出版社によって多少異なりますが、ぼぼ、10.8 x 17.3 cmです。棚の奥行が 13cm 程あれば十分収納できますから、材料は、SPF (1 x 6, 6F) を用いることにしました。この板のサイズは14 x 182 x 1.9 cm です。1cm 角の背板を付けても、奥行き13cm とれます。本棚の内幅は 90cm とし、高さも 90cm としました。
できるだけ無駄を出さないように、簡単な作りにしました。
- 長さ 182cm のSPF板材を中央で切断して、91cm とする。両端を正確に直角になるように切り直し、90cm とする。これを7枚用意する。2枚は側板、5枚は棚板として使用する。
- 1段目の棚は、下方に 5cm の隙間をあけて取り付ける。
- 2, 3, 4, 5 段目の棚は、18.5cm の隙間をもうけて取り付ける。
- 各棚に1cm 角の長さ 90cm の背板を取り付ける。
- 紙やすりをかけて、オイルを塗る(2回)。完全に乾いた後、紙やすりをかけて仕上げる。
完成した本棚を縁側廊下の隅に置いて、棚に新書を並べました。残念ながら、4段の棚では収まらず、一部を上に置くことになりました。それでも、全ての新書が、ここに集合しました。
新書は多数の出版社から出ていますが、この本棚の新書で多いのは、岩波書店と新潮社の新書です。岩波新書が多いのは、かつて、新書と言えば岩波新書を指していたこともあり、本屋へ行くと、岩波新書が数多く平積みされていて目を引いたからでしょう。新潮新書が多い理由は、取り上げているテーマや内容もさることながら、文字が大きく行間隔も適切で、読みやさがあります。歳をとると、この読みやすさが、本を選ぶときの大きな要件となります。