今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

エアコンの取り付け作業(2)

2021 10 11 (art21-0379)
エアコン専用の配線が確保できましたから、次はエアコン本体の取り付けです。室内機を部屋の壁に固定し、冷媒(ガスと液)用の管を室内機から出して室外機に接続します。そして、排水用の管を屋外に出します。

エアコンは冷媒を液体から気体に、気体から液体に変化させて、空気中の熱を吸収したり(冷房)、空気中に熱を放出したり(暖房)することで、部屋の温度を調節するものです。従って、室内機と室外機の間をガスや液が行き来することになり、ガス用と液用の2本の配管が必要になります。また、冷房中は、室内機が空気中の熱を吸収しますから、空気が冷やされて結露し水が発生します。その水を室外へ排水する管が必要になります。この管はドレインホースと呼ばれています。
冷媒(ガスと液)を通す管は銅製(銅管)です。銅管は加工性がよいのですが、熱伝導性が高いので、断熱材で包み保温する必要があります。なお、家庭用エアコンの冷媒にはHFC (ハイドロフルオロカーボン)のR32 (CH2F2、ジフルオロメタン)がよく使われています。凡夫の購入したエアコンも、R32です。

エアコンの取り付け作業を自分でやってみました。助手は家内です。作業は以下の4ステップです。
  1. 配管用の穴を壁に開ける。
  2. 室内機を壁に固定する。
  3. 室内機と室外機を銅管と電線で繋ぎ、ドレインホースを屋外に出す。
  4. 配管内の空気を抜いて(真空引き)、管内に冷媒を充満させる。
木工工作をやっているので、それなりの道具・機器を所持していますが、手元にない工具と機器があります。
  • フレア加工用の工具 接続部の銅管をラッパ状に広げる工具で、フレア接続することで冷媒ガスの漏れを防ぐ。
  • トルクレンチ 接続部のネジを一定の力で締め付ける為の工具。
  • 真空ポンプ 配管内の空気を抜く機器。
これらの工具・機器は、ちょっと高価で、しかもエアコン取付以外に用途がみあたりませんので、購入には二の足を踏むことになります、が、幸いなことに、レンタルできます。凡夫は、ヤフオクで、取り付け工具セットをレンタルしました。工具セットには、上記を含むエアコンの配管に必要な工具が入っています。

作業(1)配管用の穴を壁に開ける。
室外機から出ている配管を通すため、木工用ホールソーを用いて、まず、小壁に直径65mmの穴をあけました。木工用が使えるか疑問でしたが、やってみると、ことのほか簡単に穴が開きました。
次は、床の間の壁/外壁に穴を開けました。こちらも、屋内と屋外から木工用ホールソーで穴をあけ、届かない中央部は、ノコギリとノミをつかって、なんとか貫通させました。日本家屋の壁の内部は、竹小舞(竹で縦横に組んだもの)に土を塗った土塀ですから、木工用の道具でなんとかなります。

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作業(2)室内機を壁に固定する。
室内機は座敷の床の間の小壁(廻り縁と落とし掛けの間の壁)に設置することにしました。小壁の強度を考え、廻り縁と落とし掛けの間に板を固定して、その板に室外機を固定することにしました。

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作業(3) と(4)は次回へ。
   


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