8020運動
2022 6 2(art22-0446)
1日付けのA新聞の “声” 欄に、岐阜県の69歳の読者の声が掲載されていました。「ハチマル・ニイマル(8020)運動」を実践している人の話です。80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという運動です。残存歯数が20本あれば、たいていの食べ物を噛み砕くことができると言われています。また、自分の歯で咀嚼すると、おいしく食べることができるとも言われています。平成元年に8020運動が開始された当初、8020の達成者は、10人に1人にも満たない状況だったそうですが、その後、達成者の割合は増加し、平成28年の調査では、51%が達成しているそうです。半数の高齢者が自分の歯でものを食べていることになります。
さて、読者の声です。60歳のH氏は、朝夕の歯磨は、形状の異なる3本の歯ブラシに加えて、歯間ブラシとデンタルフロスも使って行っているそうです。また、歯茎を手指でマッサージしているとか。更に、月に一度、歯科医院で検診を受けているそうです。いやはや、おそれいります。
歯周病になった凡夫も、歯磨きを丁寧に行うようにしていますが、使っているのは歯ブラシ1本と歯間ブラシです。それでも結構時間がかかりますから、H氏が歯ブラシに掛けている時間は、相当なものでしょう。
永久歯は、親知らず4本を含めて全て生え揃うと上16本と下16本の総数32本になります。しかし、4本の親知らずは生えなかったり、抜いてしまう場合もあるため、歯の本数は人により28~32本となるそうです(ウィキペディアより)。凡夫の歯は、現在、上13本、下14本で、総計27本です。左上の親知らずだけが残っています。右上の2,6番が抜けています。32-33 (親知らず)-2 (右上2と6の抜歯) =27。その内の6本は金銀パラジウムですっぽりと被さった銀歯です。
8020を達成するためにという訳ではありませんが、この27本の歯をケアして、できるだけ長く自分の歯で物を食べたいと考えています。