ヒロヘリアオイラガの成虫
2022 6 30(art22-0454)
柿の葉にヒロヘリアオイラガの幼虫が見られるようになりました。ヒロヘリアオイラガは葉の裏に多数の卵をうみつけますから、孵化した幼虫は集団で葉を食べます。小さい幼虫は、葉の表側の表皮を残して葉肉を食べるので、食後の葉は、白っぽい薄皮だけになります。大きく育った幼虫は、葉全体をバリバリ食べます。柿の木を見て回ると、薄皮だけの葉や丸く欠けた葉がみられます。そんな葉の裏側には、ヒロヘリアオイラガの幼虫がいます。しばらくは、捕殺作業が続きます。
成虫を探したところ、葉にとまっている成虫を見つけました。体長 3cmほどの蛾です。翅(前翅)は緑色で、外縁に太い褐色の帯があります。数十個の卵をうろこ状に並んだ卵塊として葉の裏に産みつけます。