今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

池の虹、ダブルレインボー

2022 8 15 (art22-0467)
お盆に入り、南隣の空き地は里帰りの車で一杯になりました。普段は、1,2台の車が駐車しています。この空き地は、かつての住人が集落の縁に家を建てて引っ越したため、古い家が壊された跡地です。空き地は幅広の道路に面していることもあり、周辺の住民が一時的な駐車に使っています。運送業者も重宝しているようで、配達の車をよく見かけます。

先日の夕方、晴れていた空がにわかに暗くなり、雨が降り始めました。雨は半時間程で上がりました。西の空に太陽が再び現れると、反対の東の空に虹が現れました。

庭から虹を見ていたのですが、あまりに鮮明な虹なので、全体を見ようと、東郷池の池畔へ出てみました。虹は、池向こうの鉢伏山側に円弧を描いていました。虹の端は、池から出て、池へと入っているように見えました。ちょぼいカメラなので、虹全体を一枚の写真に収めることができず、左、中央、右の3枚の組写真になりました。

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虹は、ダブルレインボーと呼ばれるもので、明るい虹の円弧の上に、薄っすらと、もう一つの虹の円弧が見えます。明るい虹は主虹、その上の薄い虹は副虹と呼ばれています。虹の色は7色、赤・橙・黃・緑・青・藍・紫、と言われています。主虹(明るい虹)は上が赤色で下が紫色です。一方、副虹(薄い虹)は、上が紫色で下が赤色となり、色の順序が逆になっています。

虹は、光が、空中の水滴に屈折して入り、水滴の中で反射し、屈折して水滴から出ていくことで形成されます。光が屈折して水滴に入るとき、そして、出るときに、色(波長が異なる)によって屈折率が異なるため、光が色に分かれます。これが色の帯となり、虹として見えます。
主虹(明るい虹)では、水滴に入った光が、水滴の中で1回反射してから出てきますが、副虹(薄い虹)では、水滴の中でもう1回反射して出てきますから、色の順序が逆になります。鏡に映った像の上下が逆になるのと同じです。また、水滴の中で光が反射するとき一部の光は反射せずに外に抜けてしまいますから、反射するごとに光が弱くなります。副虹が薄いのは、反射を2回するからです。


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