今日も、"ようこそ"      

今日も、"ようこそ"

定年退職後、横浜市から湯梨浜町(鳥取県)に転居しました。 ここには、両親が建てた古い家が残っています。 徒歩5分で東郷池, 自転車15分で日本海です。 また、はわい温泉の温水が各家庭まで届き、自宅温泉を楽しめます。 ブログでも始めようかと、HPを立ち上げました。最近始めた木工工作と古くなった家のリフォームの様子を、田舎の日常に織り交ぜながら、お伝え出来ればと思います。

塩水浴

2022 11 14 (art22-0493)
金魚を飼っています。横浜市に住んでいたときからですから、随分長くなります。定年退職後、横浜市から京都市へ移住し、4年後に京都市から鳥取県の湯梨浜町に転居しました。住所が変わる度に、金魚をバケツにいれて、いっしょに移動しました。湯梨浜町に移って、かれこれ5年たちます。今も、3匹の金魚が同居しています。

金魚は、時々、元気がなくなります。時期的に季節の変わり目に多いようです。水温の変化が関係しているだろうと思います。ときには、体表に白いつぶつぶが現れます。大きさは0.5-1.0mmほどです。最初は、尾びれや腹びれに、そして、胸びれから鰓に、放っておくと、唇にも現れます。これは、白点病で、寄生虫の一種、ウオノセンチュウの繁殖によるものです。同じ水槽の他の金魚に感染します。

白点病の症状が現れると、0.5%の食塩水をいれた水槽に移します。塩水浴です。2日ごとに塩水を交換します。一週間ほどの塩水浴で、白いつぶつぶが消失します。 塩水浴は、白点病だけでなく、動かなくなってじっとしている時や餌を食べなくなった時も、使います。塩水浴だけで不思議と回復します。何か異変があると、とりあえず、塩水浴です。

金魚の体液の塩分濃度は、0.6%です。水槽の水より塩分濃度が高いため、浸透圧の差が生じます。そのため、水槽の水が、体内へ入ってきます。体内へ入った水は、大量の尿として排出されます。そうすることで、体内の塩濃度は一定に保たれます(浸透圧調節機能)。弱った金魚には、この浸透圧調節が負担になりますから、水槽の塩分濃度を体液の濃度に近づけることで、負担を軽減してやります。これが、塩水浴(0.5%食塩水)です。また、水槽の塩濃度を高くすると、ウオノセンチュウの増殖が抑えられると言われています。

今まで、金魚の危機を塩水浴だけで回避してきたのですが、今回は、どうでしょうか。白点病に罹った金魚の目が白く濁りました。塩水浴で、ひれの病状は消失したのですが、目の白濁は残りました。塩水浴から普通の水に移して、何度か水を換えて様子を見ています。動きが良くなってきたので、目の白濁もなくなるとよいのですが・・・。

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