ナスの終了
2022 12 5 (art22-0499)
今年のナスの栽培は終わりました。11月に入ると気温が下がり、果実が大きくなるのに日数がかかるようになりました。さらに、果実の下部に薄茶色のシミが出てきたり、縦に亀裂が入るようになりました。11月末になると、果実の肥大はとまりました。ここまでかと、28日、茎に付いていた小さな果実を全て取って、株を処分しました。
今年は、ナスの栽培方法をすこし変えました。例年、夏の収穫が終ると、根切りと更新剪定を行い、株を若返らせて、新たに実が生るようにしていました。しかし、今年は、そうした更新作業をせず、替わりに、着果数と生育のバランスをとることで、株を良好な状態で維持してきました。3つのナス品種(黒陽、千両2号、庄屋大長)とも、一度に多くの果実は収穫できませんが、少数の果実を、長い間コンスタントに収穫できました。普通サイズのナスが収穫できた最終日は、11月23日です。
家内と2人暮らしですから、数本のナスが長い間収穫できれば十分です。長い間収穫できれば、総数は上がります。黒陽、千両2号、庄屋大長の収穫総数は、それぞれ、32、41,28本ですから、悪い数字ではありません。いずれの品種とも、7, 8月に収穫した本数よりも、9-11月に収穫した本数の方が上回っています。
今年の試行から、株に無理をさせず、長い間良好な生育状態を保つことで、コンスタントに少数のナスを生らせる栽培方法は、自家製ナスを長い間食べたい人向きであると言えそうです。加えて、株が元気であれば病害虫に強いようで、今年は農薬を一度も使いませんでした。これまた、自分で育てて、自分で食べるナスを栽培したい人に合った栽培方法です。